ルーシー・グレイが間一髪でピンチを切り抜ける 『ハンガー・ゲーム0』本編映像公開
12月22日に公開を迎えた『ハンガー・ゲーム0』の本編映像が公開された。
全世界累計発行部数1億部を突破した同名ベストセラー小説を映画化し、全世界の累計興行収入は4200億円を記録した『ハンガー・ゲーム』シリーズ。反乱を起こした12の地区を戒めるため、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行なう究極のサバイバル、“ハンガー・ゲーム”を描く。最新作となる本作は、『ハンガー・ゲーム』でジェニファー・ローレンスが演じたカットニス・エバディーンがプレイヤーとして志願する64年前の物語で、ドナルド・サザーランドが演じたコリオレーナス・スノーが独裁者として大統領になる数10年前に当たる前日譚となる。『アイ・アム・レジェンド』や『ハンガー・ゲーム』シリーズを手がけたフランシス・ローレンスが監督を務めた。
18歳の教育係の少年コリオレーナス・スノーを演じるのは、『ロビン・フッド』で映画デビューを果たし、テレビドラマなどでも活躍するトム・ブライス。第12地区の贄の少女ルーシー・グレイ・ベアード役を、『ウエスト・サイド・ストーリー』で映画デビューし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラーが演じる。
公開された本編映像では、第10回大会の冒頭シーンが映し出されている。ゲーム開始のカウントダウンから始まり、第12地区の女子プレイヤー、ルーシー・グレイ(レイチェル・ゼグラー)は緊張した様子で同じ地区の男子プレイヤー、ジェサップの名前を繰り返す。ゲーム開始のベルが鳴ると同時に画面を見つめながら「走れ」と呟くのは、彼女の教育係スノー(トム・ブライス)。他のプレイヤーたちが武器を手に入れるために無我夢中で走る中、ルーシー・グレイは茫然と立ち尽くし、共に生き残ることを約束したジェサップの名前を叫び続ける。武器も持たずに逃げ遅れたルーシー・グレイは、次々に凶器を持ったプレイヤーたちから襲い掛かられる。刀や槍での攻撃を間一髪のところでどうにかかわすルーシー・グレイだったが、代わりに別のプレイヤーが命を落としてしまう。
第10回ハンガーゲームの舞台となる闘技場は、ユネスコ世界遺産に登録されているポーランドのヴロツワフにある百周年記念ホールで撮影された。近代建築に多大な影響を与え、現在多目的ホールとしても使われている歴史ある場所を本作のプロダクションデザインチームは荒廃したディストピアなセットに変貌させることに成功。プロダクションデザイナーのウリ・ハニッシュとデザインチームは、「フロア全体を閉鎖し、冷酷で、残忍で、威圧的なものにしなければならなかった」と世界観を忠実に再現するために意識した部分を語る。また、視覚効果スーパーバイザーのエイドリアン・デ・ウェットは、「この闘技場は、他のすべての闘技場のベースになったプロトタイプの闘技場なんだ。ここでの大きな視覚効果は、天井の穴だよ。天井が崩れ落ち、壁、床、天井に焦げ目がつくのがわかる」と前日譚を描くにあたって、これまでの『ハンガー・ゲーム』シリーズの闘技場の基盤となるような舞台をイメージしたと明かしている。
■公開情報
『ハンガー・ゲーム0』
TOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開中
出演:トム・ブライス、レイチェル・ゼグラー、ピーター・ディンクレイジ、ハンター・シェイファー、ジョシュ・アンドレス・リベラ、ジェイソン・シュワルツマン、ヴィオラ・デイヴィス
監督:フランシス・ローレンス
脚本:マイケル・レスリー、マイケル・アーント
原作:スーザン・コリンズ『ハンガー・ゲーム0 少女は鳥のように歌い、ヘビとともに戦う』(KADOKAWA刊)
製作:ニーナ・ジェイコブソン、ブラッド・シンプソン、フランシス・ローレンス
配給:KADOKAWA
原題:The Hunger Games: The Ballad of Songbirds and Snakes
©2023 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/thehungergames0
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/hungergame0