松本潤、『どうする家康』最終回を終えて 「これからもこの作品を愛していただけたら」
12月17日に最終回を迎えたNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めた松本潤よりコメントが寄せられた。
本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯が描かれた。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当した。
松本は撮影を終えて、「長かったなとも思うし、まだまだやりたいなという気持ちもあるし、いろいろな感情が複雑ではありました」と振り返り、「本当に皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいでした」とスタッフ・キャストへの感謝を述べた。
松本潤(徳川家康役)コメント
撮影を終えて
長かったなとも思うし、まだまだやりたいなという気持ちもあるし、いろいろな感情が複雑ではありました。ただ、撮影を終えてみて、ここまでやってこられたのは見てくださっている視聴者の方をはじめ、一緒に作品を作ってくれた出演者・スタッフの皆さんのおかげだなと。本当に皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいでした。(出演者・スタッフの皆さんと)家族以上に毎日顔を合わせて現場でいろいろな話をしながら撮影する日々が、僕の中で日常になっていたので。それが最後までやり遂げられてよかったなと思っています。
家康の一生を演じて
13歳から亡くなるまでなので、60年間くらい家康公の人生を演じさせていただきました。老けメークや体の使い方も徐々に変えていくとか……家康公を通して、いろいろな経験をさせていただいたなと。(今後の)自信に繋がるんじゃないかなと思います。
去り行く人々(物語上、順に退場していく登場人物たち)への思い
そのシーン(各登場人物のラストシーン)が終わると、それぞれの方がいなくなっていく、離れていくというのが、“お疲れ様でした”という思いと、寂しさと……いろいろな思いがありました。何より徳川家康という人物は、それぞれの登場人物から託される思いみたいなものが凄く強かったので、役者さんたちからも(思いを)いただきながら最後まで演じるというのが、自分のやるべきことだなと思って演じてきました。
『どうする家康』が現代に送るメッセージ
現代も、今なお争いごとがある世の中だと思うから……戦国時代がどういう時代で、その時代をどんな思いで生きていた人達がいたのかというのを受けて、今を生きる人たちがどういうことを感じてくださるかというのが一番のメッセージだと思うので。見てくださった方それぞれが感じてくださることが答えなのだと思っています。
視聴者へメッセージ
大河ドラマ『どうする家康』をご覧いただいた方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。この作品が、皆さんにとって何か心に残る作品だったら自分たちは作品をつくった意味があると思いますし、何年か経って見返していただくとまた違ったふうに感じるかもしれないので、これからもこの作品を愛していただけたらと思っております。一年間、長きにわたり支えていただきありがとうございました。
■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK