劇場版『セマンティックエラー』吹き替え声優に榎木淳弥&増田俊樹 短編アニメ同時上映も

劇場版『セマエラ』吹替に榎木淳弥&増田俊樹

 前編が2024年1月12日に、後編が2024年1月26日に公開される劇場版『セマンティックエラー』が字幕版に加えて吹替版でも公開されることが決定し、榎木淳弥と増田俊樹が声優を務めることが発表された。

 本作は、韓国電子書籍プラットフォームRIDIBOOKSで、2018年BL小説大賞を受賞した『セマンティックエラー』を原作とする、全てが正反対な2人の予測不能な恋を描いた青春BLドラマの劇場版2部作。韓国動画配信サービスWATCHAで実写オリジナルドラマが制作され、短編アニメ、ウェブコミック、オーディオドラマも展開された。

 コンピューター工学科の大学3年生チュ・サンウ(パク・ジェチャン)は、学科イチの秀才で変わり者。規則通りの毎日を過ごし、自分のルーティンを乱されることを何よりも嫌う完璧主義者。一方、デザイン科の4年生チャン・ジェヨン(パク・ソハム)は、学校イチのカリスマでモデル並みのイケメン・モテ男。自由奔放で感性のままに生き、卒業後は、留学を控えている。ある日、サンウは、グループ課題の講義を一人で発表する羽目になり、不参加メンバーを教授に通報。サンウと同じグループだったジェヨンは、講義をさぼったことで卒業が取消しになってしまう。将来を台無しにされたジェヨンは、サンウに恨みを抱き、彼を探し出して、完璧に計算されたサンウの日常を崩そうと嫌がらせを始める。そんなジェヨンを自業自得とばかりに毛嫌いするサンウだったが……。

 吹替版では、学校イチのカリスマでイケメン・モテ男のジェヨンの吹き替えを『呪術廻戦』の虎杖悠仁や『機動戦士ガンダム NT』のヨナ・バシュタ、トム・ホランドの吹き替えなどで知られる榎木が担当。学科イチの秀才で変わり者のサンウを『ミュージカル・テニスの王子様』の幸村精市役で俳優デビューし、アニメ『あんさんぶるスターズ!!』の朔間零や『刀剣乱舞』の加州清光役で知られる増田が演じる。過去に2人は、BLドラマCD『俺は頼り方がわかりません』で共演しており、今回、実写で初共演を果たした。

 あわせてポスタービジュアルも公開。嫌がらせをする気満々なジェヨンと、突然目の前に現れたエラーのような存在に困惑するサンウが切り取られている。「完璧だった毎日に、エラーな君が現れ、僕の心を狂わせた。」というキャッチコピーとともに、2人の間にエラーマークが浮かんでいる。

 また、全4話からなる短編アニメ版『セマンティックエラー』の同時上映も決定。短編アニメでは、2人の恋模様が、原作より代表的なエピソードを切り取ってオムニバス形式で描かれる。

 吹き替え声優を務める榎木と増田、吹き替え演出を務めた松岡裕紀からはコメントも到着。『アナと雪の女王』などの吹き替えを手がける松岡は、キャスティング理由と演出でこだわったポイントについて語っている。

コメント

榎木淳弥(ジェヨン役)

海外でも人気の作品と聞いて、かかわることができて嬉しかったです。普段、僕はサンウのような小柄な役の方が多いのですが、今回、なぜジェヨンに抜擢されたんだろうと、意外だったことが印象に残っています。お互いに少し変わったところがあるけれど、そんな二人がどのように距離を縮めていくのかに注目して観ていただけたらと思います。

増田俊樹(サンウ役)

実写の吹き替えを担当させていただくのは今回が初めてでした。本作はボーイズラブ作品であり、ものすごく純粋なボーイミーツボーイの作品になっています。また、さまざまな学生たちが登場する青春群像劇でもあります。人生において、大切な人と出会い、それによって気持ちが動いていく様子が繊細に描かれている作品だと思いますので、そのどこかに興味を持ってくださった方に、観ていただけると嬉しいです。

松岡裕紀(演出)

キャスティングについて榎木さんと増田さんがまだキャリアの浅かった時からご一緒し、演技力には100%信頼を置いていました。仮に二人の配役が逆であっても作品は成立していたでしょう。しかし今回私が注目したのは、いかにジェヨンがサンウに対する自分の思いを嫌みなく表せるか、またサンウがいかに自分の気持ちに気づき、ジェヨンを不器用に受け入れるのか、ということでした。榎木さんが持つ「嫌みのない説得力」は魅力的でした。サンウの心情変化を見つめた増田さんの「分析力」もさすがでした。このキャスティングが正しかったと改めて確信できました。演出でこだわったポイント心がけていたのは、元々の素晴らしいシナリオを日本語版でも壊さないようにすること、そして「セマンティックエラー」の世界観を大切にしながら、登場人物の自然な会話を観客の皆さんにお届けすることでした。台本のいずみさんはオリジナルのニュアンスを大切にしつつ魅力的な言葉を紡いでくれました。想像力をかき立てる台本に、キャストさんたちが十分に答えて、それぞれ魅力的な登場人物を演じてくれたので、私はその様子をスタジオで楽しく見ていました(笑)。

20231208_semanticerror_01
20231208_semanticerror_03
20231208_semanticerror_04
previous arrow
next arrow
 
20231208_semanticerror_01
20231208_semanticerror_03
20231208_semanticerror_04
previous arrow
next arrow

■公開情報
『セマンティックエラー・ザ・ムービー 前編』
2024年1月12日(金)より全国公開
『セマンティックエラー・ザ・ムービー 後編』
2024年1月26日(金)より全国公開
出演:パク・ソハム(榎木淳弥)、パク・ジェチャン(増田俊樹)
原作:J.Soori 『セマンティックエラー』(すばる舎)
監督:キム・スジョン
提供:トムス・エンタテインメント
配給:ブシロードムーブ、トムス・エンタテインメント
2022年/韓国/カラー/2K ビスタサイズ/5.1ch/英題:Semantic Error: The Movie/字幕翻訳:小西朋子
©︎2022 Watcha All Rights Reserved.
公式サイト:semaera.jp
公式X(旧Twitter):@semaera_jp

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる