堀田真由、髙橋ひかる、八木莉可子らブレイク俳優揃い 滋賀県が生んだ若手スターたち
つい先日最終話を迎えた『パリピ孔明』(フジテレビ系)では、ヒロイン・英子(上白石萌歌)の親友ながら、ライバルにもなるアイドルユニットのベースボーカル・久遠七海役を熱演。人気グループの仲間入りを果たしたにもかかわらず、自分たちの音楽スタイルを一切封印した仮面ユニットとして脚光を浴びてしまったがための悩みを人知れず抱いている。仮面の下にひた隠しにした素顔と本音を抱えながら、力なく笑う七海の姿が切実で胸が詰まった。同作ではギターにベース演奏、歌にダンスと様々な見せ場が用意されていたが、八木の何にも矯正されていない真っ直ぐな歌声にも魅了されてしまった。
髙橋ひかるが語る、多方面で活動し続ける理由 同世代の脚本家・若杉栞南に受けた刺激も
第22回「テレビ朝日新人シナリオ大賞」で、“10年にひとりの逸材”と評された新進気鋭の脚本家・若杉栞南が手がける土曜ナイトドラマ…
シリアスな演技からコメディ作品まで幅広い役どころを好演している髙橋ひかるも滋賀出身だ。『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)では、チアダンス部所属のオシャレ番長高校生役を演じていた髙橋が、その3年後には『村井の恋』(TBS系)で“鉄子”と呼ばれるほどの鉄のメンタルを持つ新米教師役を熱演し、その貫禄たるや見事な説得力を持っていた。そこから一転、『ハレーションラブ』(テレビ朝日系)では、過去のトラウマをずっと心に抱えるどこか影のある主人公役を体現して見せた。周囲との距離の取り方に慎重でなかなか自分の本音を他人に明け渡さない朱莉というキャラクターをとても繊細に演じ切った。髙橋は2024年1月放送スタートの『リビングの松永さん』(カンテレ・フジテレビ系)でヒロイン役を演じることも発表されている。
注目の若手俳優を多く輩出している滋賀県。『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』を機に、改めて滋賀出身の俳優陣の躍進に期待したい。
■公開情報
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』
全国公開中
出演:GACKT、二階堂ふみ、杏、片岡愛之助ほか
原作:『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』魔夜峰央(宝島社)
監督:武内英樹
脚本:徳永友一
配給:東映
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