ベン・アフレックがロバート・ロドリゲスの演出術を語る 『ドミノ』インタビュー映像公開 

『ドミノ』ベン・アフレックインタビュー映像

 10月27日に公開される映画『ドミノ』で主演を務めるベン・アフレックのインタビュー映像が公開された。

 『シン・シティ』シリーズ、『マチェーテ』シリーズなどを手がけてきたロバート・ロドリゲスが監督を務めた本作は、娘を探す刑事と、その鍵を握る“絶対に捕まらない男”の戦いを描いたアンリアル・エンターテインメント。アフレックが演じるのは刑事ダニー・ローク。白昼の公園で突然姿を消した娘を探す彼の前に、娘の行方の鍵を握る“絶対に捕まらない男”が現れる。男を追ったロークは、現実と見紛う“世界”に踏み込み、やがて追いつめられていく。

映画『ドミノ』ベン・アフレック特別インタビュー映像

 公開された特別映像では、主演のアフレックが本作に出演を決めた理由や、ロドリゲス監督との現場、ストーリーの魅力を語る様子が映し出されている。アフレックは、娘の手がかりを追って現実と見紛う世界に踏み込んでいく主人公について、「観客はある種の人物を想像するんだが、話が進むにつれ実像を知ることになる。俳優としてこの過程を利用し、自分なりのビジョンを描いてふさわしく演じている」とコメント。また、「ロドリゲスは映画をよく理解している。この作品は多層的で、違うレベルの現実が次々と明らかになる」とロドリゲス監督によるストーリーを絶賛し、「作品を完全に理解するには2度見る必要がある」と語っている。

 『アルゴ』『エア/AIR』など、映画監督としても活躍し、本作の主演を快諾したというアフレックは、「出演の決め手は脚本だ。意外な展開と多層的な世界が描かれ、興味深い役柄だ」と続ける。さらに、「ロドリゲス監督は賞賛するに値し、彼に感化されることも多く一緒に仕事をしたかった。優れた監督から学ぶことを自分の使命だと考えている」と明かした。

 ロドリゲス監督が2002年にアルフレッド・ヒッチコックの『めまい』を観直したことがきっかけとなり誕生した本作を「ヒッチコック映画へのオマージュのような作品だ」と前置きし、「作品のコンセプト、監督の演出は、視覚効果による部分が大きい。一方でストーリー重視の古典的映画でもある」と指摘するアフレック。また、「多くの監督は何かに触発されて映画を作り始めるが、結局、他の映画と似たものを作ってしまう」「ロドリゲス監督は才能豊かだ。彼の作品は現代的でありながらも40~50年代の傑作のようでもある。彼の作品は現代的でありながら、昔のスタイルを模倣しつつ音楽や映像を大胆に駆使し最新のスタイルにしている。独創的で興味深くとても楽しいやり方だ」とロドリゲス監督の演出術を絶賛した。

 映像のラストでは、アフレックが「日頃うちの子供たちは僕の映画は見ないが、この作品の一部を見せたんだ。すると娘は“面白い”と。最高の感想だよ。観客も同様に楽しんでほしいね」と語っている。

■公開情報
『ドミノ』
10月27日(金)より、全国ロードショー
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ベン・アフレックほか
提供・配給:ギャガ、ワーナー・ブラザース映画
原題:Hypnotic/94分/アメリカ映画/英語/カラー/シネスコ/5・1chデジタル/字幕翻訳:松浦美奈/G
©2023Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:gaga.ne.jp/domino_movie
公式X(旧Twitter):@domino1027

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