『ドミノ』主演はなぜベン・アフレックに? ロバート・ロドリゲスとのメイキング写真公開

『ドミノ』主演はなぜベン・アフレックに?

 10月27日に公開されるベン・アフレック主演映画『ドミノ』のメイキング写真と場面写真が公開された。

 『シン・シティ』シリーズ、『マチェーテ』シリーズなどを手がけてきたロバート・ロドリゲスが監督を務めた本作は、娘を探す刑事と、その鍵を握る“絶対に捕まらない男”の戦いを描いたアンリアル・エンターテインメント。主演のアフレックのほか、『アイ・アム・レジェンド』のアリシー・ブラガ、『アルマゲドン』のウィリアム・フィクナーらが共演に名を連ねた。

 本作の構想を20年間温めてきたというロドリゲス監督。非常に興味深いコンセプトだったこともあり、脚本を書き始めると「2カ月で完成してしまった」と笑う。2020年春、テキサスで撮影が開始される予定だったが、世界を襲ったバンデミックによって中断を余儀なくされた。困難な状況は結果的には良かったと、ロドリゲス監督は受け止めている。「時には、他より長く寝かせるべき映画もある。それに、映画で起こるひねりの中には、その本質を理解するために、人生で実際に体験しておかないといけないものもあった。だから、この時間は、この映画を最高の形にするために、必要なものだったんだと思う」と振り返る。

 また、本作はアルフレッド・ヒッチコックに捧げられている。ロドリゲス監督は「敬愛するヒッチコックは、ケイリー・グラント、ジェームズ・スチュワート、グレース・ケリー、イングリッド・バーグマンなど、ビッグスターをキャスティングしてきただろ? だから僕もロークの役は本物の映画スターに演じてもらいたくて、ベン・アフレックにラブコールを送ったのさ」と語る。

 主演を快諾したアフレックはロドリゲス監督について、「僕自身、映画監督も経験して、技術的な感覚が鋭い人の考えが分かるようになった。彼らが望んでいることに応える方法もね。すばらしいことにロドリゲス監督は、その点を理解して敬意を持って我々俳優に接してくれる」と役者への気配りを称賛。さらに、「ロドリゲス監督は、とにかく話が早いんだ。映像に目を通し、各ショットをどこで使うか決めていく判断が早い。その行動の速さと卓越したクオリティを求める姿勢に感服するばかりだ。短期間でハイクオリティの作品を作り上げてるのは本当に至難の業なのに。彼からは多くを学ばせて頂いている」と、短縮されたスケジュールで見事な映像を撮り上げたロドリゲス監督の仕事ぶりに感嘆している。

 このたび公開されたのは、アフレックとロドリゲス監督が会話しているメイキング時の2ショットとキャラクターたちのアザーカット。娘を探す刑事ローク(ベン・アフレック)に、失踪した娘の行方に関与している謎の男(ウィリアム・フィクナー)が不敵な微笑み見せるカット、そしてその男の手がかりを知る、人の心を操る占い師ダイアナ(アリシー・ブラガ)の姿が捉えられている。

 目の前から突然姿を消した“絶対に捕まらない男”を追い、現実と見紛う“世界”に踏み込んだローク。果たして、その先にどんな展開が待っているのか。

ドミノ
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■公開情報
『ドミノ』
10月27日(金)より、全国ロードショー
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ベン・アフレックほか
提供・配給:ギャガ、ワーナー・ブラザース映画 
原題:Hypnotic/94分/アメリカ映画/英語/カラー/シネスコ/5・1chデジタル/字幕翻訳:松浦美奈/G
©2023 Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved. 
公式サイト:gaga.ne.jp/domino_movie
公式X(旧Twitter):@domino1027

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