小雪、初の朝ドラ『ブギウギ』で水上恒司の母親役に メッセンジャー 黒田有も朝ドラ初出演
趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説第109作『ブギウギ』の第8弾キャストが発表された。
2023年度後期、NHK大阪が製作を務める本作は、戦後の大スター・笠置シヅ子をモデルに、激動の時代の渦中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けたある歌手の波乱万丈の物語。
ヒロイン・花田鈴子=福来スズ子(趣里)は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。大阪の華やかなステージ、生まれ故郷・香川への思い、そして夢を追いかけ東京へ。本作にはこれまでの朝ドラにはないほどの歌と踊りが出てくるという。
新たに出演が発表されたのは、スズ子の最愛の人・村山愛助(水上恒司)の実家であり、日本有数の興行会社である村山興業の2名。
村山興業の社長・村山トミを演じるのは小雪。女手一つで日本を代表する興行会社へ成長させた関西の女傑であり、愛助はトミの一人息子だ。
トミから愛助の東京での生活を面倒見るように言われる東京支社長・坂口役にはメッセンジャーの黒田有が決定。叩き上げの強面だが、実は情にもろいという役どころだ。
小雪のキャスティングについて、制作統括の福岡利武は、「スズ子と愛助の大きな壁となる存在として、説得力ある方に演じてもらいたいと思いオファーしました」と理由を明かし、黒田については、「エンタメの業界ど真ん中にいる大阪の男の味です」とその魅力を語った。
コメント
小雪(村山トミ役)※連続テレビ小説初出演
主演の趣里さん演じられる福来スズ子が生涯愛した村山愛助の母であり、大阪の歴史ある興行を作られたやり手女社長・村山トミを演じさせていただきます。スズ子にとっては大きな壁となる存在ですが、トミの抱擁力やポジティブなエネルギー、母としての深い愛も表現できればと思っています。
クランクイン前には、激動かつ華やかな戦前から戦後にまたがる日本の音楽、芸能業界のお話をいろいろお聞きし、改めてこの時代を生きる方々の力強さを学ばせていただきました。
初の朝ドラ、そして大阪局での撮影ということで、とても緊張していましたが、演者の皆様スタッフの皆様に支えられ、温かな雰囲気で撮影に臨めています。『ブギウギ』の世界観を視聴者の皆様と共に堪能していきたいと思います。
黒田有(メッセンジャー)(坂口役)※連続テレビ小説初出演
おかんが必ず観ていたのが朝ドラでした。今回お話を頂きまして嬉しい反面物凄いプレッシャーを感じました。台本が覚えられるだろうかとかの不安もありましたが、何より他の出演者が豪華すぎます。私の役どころは、ヒロインとその恋人愛助さんを別れさせようとする役ですがその悪人に徹せられるか……(脚本の足立紳さんに“当て書きしたので大丈夫です”とかなり失礼な事を言われました……)。久し振りのドラマ撮影と皆さんに迷惑をかけないかと気持ちが落ち着きません。そして、布団に入ると枕元におかんが立って俺に説教してきそうで夜もおちおち寝られないのです。
福岡利武(制作統括)
村山興業も素晴らしいキャストになりました。
社長であり、愛助の母であるトミは小雪さん。スズ子と愛助の大きな壁となる存在として、説得力ある方に演じてもらいたいと思いオファーしました。そして、期待以上に、二人の壁として立ちはだかると同時に、その根底には母の愛情があるというキャラクターをとても繊細に演じていただいています。
東京支社長の坂口は黒田有さん。現場叩き上げのなんとも言えない泥臭い佇まいを表現してくれています。エンタメの業界ど真ん中にいる大阪の男の味です。
10月2日の放送開始まで、1週間をきりました。華やかなエンターテインメント業界の、歌と踊りが満載のドラマです。歌手・福来スズ子の笑いと涙の物語が始まります。初回から、フルスロットルです! お見逃し無く!!
■放送情報
2023年度後期連続テレビ小説『ブギウギ』
NHK総合にて、10月2日(月)より放送開始
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK