『ホテルデルーナ』と『トッケビ』に共通点? IUの華やかなファッションやメイクにも注目

 愛する人を殺し、殺され、悲しみに暮れていた一人の女性が、“月の宿”の新たな主人となり死者を導く物語『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』がNetflixにて配信開始された。

 警察から逃げている途中に事故に遭い、生死の境を彷徨っていたク・ヒョンモ(オ・ジホ)は、死んで成仏できなかった人が泊まる「ホテルデルーナ」に迷い込んでしまう。彼は幼い息子がたった一人この世に残されるのを不憫に思い、ホテルデルーナ社長のチャン・マンウォルに、息子が成人するまで自分を生かしてほしいと頼み込む。しかし、その条件として、20年後に息子をマンウォルに差し出すことを約束してしまったのだった。そして20年後、ハーバード大学を卒業し国外を転々としていたチャンソンは、韓国に戻るとすぐさまホテルデルーナに招待され、嫌々ながらも支配人として就職することになる。

 ホテルデルーナは、いわば死んだ人間の憩いの場。やり残したことを、存分にやり遂げるための場所だ。ある人はひたすら勉強をし、ある人は小説を書き続ける……。さらに、対価をもらえれば、殺さない程度の復讐などを手助けするサービスも提供している。そんな怪しげなホテルの主人・マンウォルを演じるのは、歌手としても女優としても才能を発揮する“国民の妹”と呼ばれるIUだ。マンウォルは、得た儲けで車をコレクションしたり、ショッピングを楽しんだり。お酒好きで、自分のためにお金を使い、ホテルの経営を危うくさせる、少し身勝手な性格の持ち主でもある。

 しかし、気楽でわがままに見える彼女は過去に犯した大きな罪を背負っている。チャンソンはそんなマンウォルに振り回されるが、次第にマンウォルとの深い縁があることに気づく。

 本作で度々口にされるのは“代価”という言葉。気楽でわがままに見えるマンウォルは、兄弟のように慕っていた友を殺され、愛する人に裏切られた恨みで人を殺した過去から、月の宿の主人となって霊たちを見送ることを“代価”としてきた。罪を犯した者や恨みが強すぎる者は悪霊となり、人間に危害を加え、転生できずに消滅する。魂が消えてしまうより、記憶が無くなっても転生して幸せに暮らすことを望む人が多い中、悪霊になるほど強く恨みを晴らしたいと思う人もいる。マンウォルはそういった狭間の中で、1300年もの間生き続けている。

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