『生まれ変わってもよろしく』“釜山男子”アン・ボヒョンに胸キュン 4人の恋の行方は?
さらに、ジウムとソハが、ジウムの1回目の人生でも出会っていたことがわかり、2人は旅に出るのだが、そこでのソハがまたもやすこぶるかわいいの連続だ。同じ部屋に入るのに、入口でモジモジしていたり、ジウムからシャワーを浴びようと言われて頬を赤らめ、はにかんでえくぼを出し、ついに俯いてしまったソハにむかってジウムが言う「かわいい」は視聴者の心の声の代弁だ。
ジウムを演じるシン・ヘソンが、ソハに向かってする愛情表現は、男女の愛情表現に加えて、常にジュウォンの優しい母性的な愛情を感じさせる。シン・ヘソンの演技が素晴らしく、これまでの人生の記憶がジウムの包み込むような深い愛に繋がっていることがわかる。
このままジウムとソハのラブラブっぷりを観ていたいのだが、なんだか怪しい雲行きになってきた。ジウムの1回目の人生でソハと悪縁だったかのような場面が繰り広げられ、さらにユン・チョウォン(ハ・ユンギョン)が1回目では姉であったり、ソハの秘書のハ・ドユン(アン・ドング)も1回目の人生に出てきたりと、現世の人間関係が全てジウムの1回目の人生からの続いている縁であることが示唆された。過去の人生のわだかまりを現世で解くことが、どうやら鍵のようなのだが、ジウムとソハの縁だけでなく、チョウォンとドユンも絡む4人の関係に、さらにジウムと関係のありそうなミンギ(イ・チェミン)の存在も謎を呼ぶ。
いよいよ残すところ2話となり、クライマックスで前世の因縁が現世にどう影響しているのか、ジウムとソハ、チョウォンとドユンの2組のカップルの恋の行方が気になるところだ。さらに、ジュウォンが生まれ変わって会いに来るのを待っている母の元にも、できるなら会いに行ってほしいところ。自分の魂も前世から連なる人生の旅路を歩んできたのだろうなと、壮大な時間の旅に想いを馳せながら、物語の終幕を楽しみに迎えたい。
■配信情報
『生まれ変わってもよろしく』
Netflixにて配信中
出演:シン・ヘソン、アン・ボヒョンほか
(写真はtvN公式サイトより)