『ザ・フラッシュ』押さえておくべき4つのポイント マルチバースを活かしたサプライズ満載
驚きのあまり悲鳴をあげたくなるラスト
さて、DC映画ファンにとって本作のツボは過去作とのリンクです。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』において、スパイダーマンの登場する映画やドラマ、アニメなどはすべてマルチバースの関係にある、と表現されたようにDCも過去のDC映画やドラマで描かれたものは、すべて今回の映画とマルチバースの関係にある、と位置付けています。だから、1989年の映画『バットマン』の主人公(マイケル・キートンが演じている)が本作に登場するわけです。それで、この設定を活かしたサプライズの嵐! ネタバレになるのでいまは書きませんが、「おお!」と(心の中で)叫ぶことでしょう。
そして最後! 実はこのエンディングはギリギリまで伏せられており、試写会の段階でも見せてはくれなかったのです。とにかく劇場で観てください。ええええ!! となりますから。そしてこのシーンが今後のDCユニバースにどうつながっていくんでしょうか? 早くも妄想が膨らみます。
『ザ・フラッシュ』が、派手さと驚きのあるヒーロー映画であることは間違いないです。しかし、バリーという一人の青年の選択と葛藤を描いたとてもエモーショナルな物語でもあるのです。僕は彼の選んだ道に涙しました。DCファンにとっては必見! また、今までDC映画を観たことない人もここからDCに目を向けてほしいです。
■公開情報
『ザ・フラッシュ』
公開中
監督:アンディ・ムスキエティ
出演:エズラ・ミラー、ベン・アフレック、マイケル・キートン、サッシャ・カジェ、マイケル・シャノン
配給:ワーナー・ブラザース映画
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公式サイト:flash-movie.jp