乃木坂46 山下美月、初の朝ドラ出演で得た学び 「役作りやお芝居のやり方は十人十色」
3月29日にリリースされた乃木坂46の32ndシングル『人は夢を二度見る』で久保史緒里と共にWセンターを務めた山下美月。乃木坂46での活動はもちろん、3月に最終回を迎えたNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』で朝ドラ初出演を果たし、俳優業でも飛躍を遂げている。6月12日からは鈴木仁と共にW主演を務めるドラマプレミア23『さらば、佳き日』(テレビ東京系)の放送も控えるなか、現在放送中のドラマ8『弁護士ソドム』(テレビ東京系)では、変装が得意な元結婚詐欺師役に挑んでおり、また新たな一面を見せている。そんな山下に、初出演となった朝ドラでの経験や、そんな朝ドラでの経験が生かされた『弁護士ソドム』での挑戦、そして1期生、2期生が全員卒業した乃木坂46の今後について、話を聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】
実感した朝ドラの影響力の大きさ
ーー半年間にわたって放送された『舞いあがれ!』が先日最終回を迎えましたが、まずは初の朝ドラ出演を振り返っていかがですか?
山下美月(以下、山下):すごく楽しかったです。朝ドラの撮影は“過酷”とか“大変”だと聞いていたので、最初は「私にこの大役が務まるのかな」と思っていたんです。でも実際現場に入ったら、とにかく幸せな時間がずっと続いていて。大阪での撮影だったので、東京との行き来だったり初めての関西弁だったり、新しい挑戦やいろんな壁はあったんですけど、本当に豪華なキャストの皆さんと一丸となって作品を作ることができて、すごく勉強になった時間でした。
ーー朝ドラの反響は大きかったのではないでしょうか。
山下:本当に大きかったです。スタッフさんやメンバー、後輩の子たちも観てるって言ってくれましたし、今まで乃木坂46のことを知らなかった方たちに知っていただけたのも大きかったですね。そこから歌番組を観てくださって、「久留美ちゃんが踊ってる!」という声をいただいたりとか、それこそ空港でCAさんに声をかけていただけたりもしました。朝ドラの影響力の大きさを感じましたね。
ーー個人の活動からグループの活動を知ってもらえる機会にもなったと。
山下:そうですね。今までは先輩がやってきてくださったことではあるんですけど、乃木坂のことを知らなかった方が朝ドラをきっかけに私以外のメンバーの名前を覚えてくださったりして、個人の活動の成果がグループに広がっていくのを感じることができました。ちょっとずつではありますが、自分でもそういうことができるようになってきたのかなと。
ーーちょうど1年前にインタビューさせていただいたときは、「現場を重ねるごとに自分の未熟さに気づかされる」というお話をされていました。朝ドラを経験したことで自信もついたのではないでしょうか?
乃木坂46 山下美月、“あざとい”イメージへの本音と芝居への意識の変化 「自分の中での芯」
秋元康が企画・原作、濱田岳が主演を務めるドラマ『じゃない方の彼女』が毎週月曜23時6分よりテレビ東京系で放送中だ。平凡ながらも真…
山下:いやー、それが全くないんですよ(笑)。ずっと模索しながらやらせていただいてるなとは感じていて。でも、お芝居はすごくやりがいがありますし、楽しいなという感覚をずっと持ち続けているので、これからもずっとやっていきたいなとは思っています。新しい出会いにも繋がっているので、幸せを感じています。
ーー『舞いあがれ』で共演された福原遥さんや共演者の皆さんとはドラマ終了後も交流があるそうですね。
山下:1年間一緒にやってきた仲間なので、今でもすごく仲良くさせていただいていて。みんなが出ている他の作品を観て「素敵なお芝居だな」と感じたり、素直に自分も頑張ろうとすごく思えるので、本当に家族みたいな存在ですね。
ーー『舞いあがれ!』はもともとヒロインのオーディションを受けて、久留美役に決まったそうですが、実際に朝ドラを初めて経験して、朝ドラヒロインへの意欲は高まりましたか?
山下:一番ではないかもしれないんですけど、私は福原遥ちゃんのことを毎日すごく近いところで見させていただいていたんです。ヒロインの大変さとか葛藤も1年の間でたくさん見てきたんですけど、そういうことを笑顔で乗り越えている姿を見て、すごくカッコいい座長だなと憧れを抱いていました。なので、私自身ももっとお芝居を頑張って、またオーディションに挑戦できたらいいなと思っています。