一気にクライマックス!? 主人公が第1話で死ぬアニメ5選
これから物語が始まる! と思っていたら、まさかの第1話で主人公が死亡。考えてみると、主人公の死から始まるアニメは意外と多いのかもしれない。本稿では、主人公が第1話で死ぬアニメを5本選び、死亡理由や死亡後の物語の展開について紹介する。
※本稿は一部ネタバレを含みます
『チェンソーマン』デンジ
死亡理由:ヤクザと契約したゾンビの悪魔に刃物で串刺しにされ死亡
原作は、『週刊少年ジャンプ』(第1部)、『少年ジャンプ+』(第2部)(集英社)で連載中の藤本タツキによる同名コミック。『呪術廻戦』『進撃の巨人』The Final Seasonを手がける制作スタジオ、MAPPAによってアニメ化された。
“チェンソーの悪魔”ポチタと共にデビルハンターとして暮らす少年デンジ。親が遺した借金返済のため、貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる意識の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの“チェンソーマン”として蘇る。また、デンジは一般的な少年漫画に登場する王道のヒーロー像とは異なり、社会性に疎く、言葉遣いも粗雑。同じくデビルハンターの早川アキとの同居を始めた際はジャムで部屋中をベトベトにすることもあったが、妹分である血の悪魔・パワーが登場してからは自身が兄として振る舞ったり、早川アキに自身も注意を受けてきたことを伝える一面も。やがてデンジは、闘いを通して精神的にも大人へと成長していき、悪魔でありながら人々のために戦う姿が評価され、ヒーローとして扱われていくようになる。
『【推しの子】』雨宮吾郎(星野愛久愛海)
死亡理由:アイのストーカーに崖から突き落とされ死亡
本作は、赤坂アカと横槍メンゴのタッグで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載中の同名コミックをアニメ化したもの。
物語は、地方都市で働く産婦人科医・ゴローの前に、ある禁断の秘密を抱えていた“推し”アイドル・星野アイが現れるところから始まる。しかし、ゴローはアイの出産日にアイのストーカーによって殺されてしまう。そして、目が覚めるとアイの子ども・星野愛久愛海(アクア)として生まれ変わっていた。自分が生まれ変わる前の記憶を持っていたゴローは、見た目は赤ん坊のままアイの子どもとして過ごしていたが、ある日、ゴローを殺したアイのストーカーがアイの家に押し入り、アクアの目の前でアイを刺し殺してしまう。ゴローはアイの妊娠や病院、転居直後の住所などの情報を提供した黒幕がおり、その人物は自分の実父と思われる可能性が高いと推察した。そして、アイの交流の範囲から、実父は芸能界にいると予想し、アイを殺された復讐を果たすため、芸能界に飛び込んでいく。
『亜人』永井圭
死亡理由:下校中トラックに轢かれて死亡
本作は、講談社の『good!アフタヌーン』にて連載されていた桜井画門による同名コミックを2015年に劇場3部作としてアニメ化したもの。また、2017年には佐藤健主演で実写映画化もされている。
17年前にアフリカの戦場で死ぬことがない新生物「亜人」が確認され、世界は大きな騒ぎに包まれたが、死なないことを除けば人間と変わらないことが明らかになると、いつしか話題にもならなくなった。主人公の永井圭は高校に通い、妹の病気を治すために医者を目指していたが、ある日交通事故により亡くなってしまう……と思いきや、その直後に無傷で生き返り、自分が「亜人」であることを知ってしまう。そして、その事故を多くの一般人に目撃されたことで大々的に報道され、政府に追われる身となり、今までの日常を失ってしまう。本作は、国立医学部模試で1桁の順位を取ることができるほどの頭脳を持つ永井圭が、亜人の特性をすぐに理解する頭の回転の良さや、ちょっとした異変に気付く観察眼、ずば抜けた状況把握力を活かし、様々な困難に立ち向かっていく物語となっている。