『北極百貨店のコンシェルジュさん』アニメ映画化決定 監督は板津匡覧、脚本は大島里美
西村ツチカの漫画『北極百貨店のコンシェルジュさん』がアニメ映画化され、2023年秋に公開されることが決定した。
小学館『ビッグコミック増刊号』で2017年から連載を開始し、第25回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞を受賞した西村の人気漫画をアニメ映画化する本作は、不思議な百貨店「北極百貨店」を舞台に繰り広げられる、新人コンシェルジュと“特別な”お客様のファンタジーストーリー。
監督を務めるのは、『パプリカ』『風立ちぬ』などに原画として参加し、『ボールルームへようこそ』でTVアニメ初監督を務めた板津匡覧。本作で初の劇場版アニメ監督を務める。脚本は、『忘却のサチコ』(テレビ東京系)、『凪のお暇』(TBS系)などの大島里美が手がける。制作は、『ハイキュー!!』『PSYCHO-PASS サイコパス』『攻殻機動隊』などのProduction I.Gが担う。
もともと原作の大ファンだったという板津が映像化を切望し、その熱意を受け取ったProduction I.Gのアニメーションプロデューサーとともに企画がスタート。働く女性を描くことに定評のある大島を脚本に迎え、制作がスタートした。原作の繊細さを、映像の豊かさで表現したいという板津監督の考えのもと、細部までこだわり制作されている。
映画化決定の報とともに、ティザービジュアルも公開。北極百貨店のショーウィンドーから笑顔をのぞかせるコンシェルジュ・秋乃と、ショーウィンドーを覗くようにこちらに背を向けるスーツ姿の謎のペンギン・エルルが描かれている。
コメント
板津匡覧監督
大好きな西村ツチカ作品を映像化できて光栄に思っております。
「他者と関わることの困難」
主人公、秋乃が体験するのは多くの人が直面する課題だと思います。
困難を象徴する多彩な動物たちを、原作そのままのシンプルな絵作りと繊細なディテール、豊かなアニメーションで描くことを目指して制作しました。
多くの方に見ていただけると嬉しいです。
日常の困難に向かう大人たち。
動物が大好きな子供たちにも。
大島里美(脚本)
北極百貨店を訪れるどこか他人には思えない動物のお客様たち。
お客様に寄り添い、精一杯もてなそうとする新人コンシェルジュさん。
楽しくて、不思議で、あたたかくて、考えさせられる。
この映画を観て、大切な誰かや自分を想って、笑顔になっていただけたら、とても嬉しいです。
■公開情報
『北極百貨店のコンシェルジュさん』
2023年秋公開
原作:西村ツチカ『北極百貨店のコンシェルジュさん』(小学館『ビッグコミックススペシャル』刊)
監督:板津匡覧
脚本:大島里美
アニメーション制作:Production I.G
配給:アニプレックス
©2023西村ツチカ/小学館/「北極百貨店のコンシェルジュさん」製作委員会
公式サイト:https://hokkyoku-dept.com/
公式Twitter:HOKKYOKU_Dept