山下智久、フランスで開催のイベントに登場 海外ドラマ初主演作に「世界を広げてくれた」
『神の雫/Drops of God』で海外ドラマ初主演を務める山下智久が、フランス・リールで開催されたヨーロッパを代表するドラマシリーズイベント「Series Mania 2023」に登場した。
山下が海外ドラマ初主演を務めるHuluオリジナル『神の雫/Drops of God』は、日本のワインブームにも火を付けた、作・亜樹直、画・オキモト・シュウによる人気漫画『神の雫』(講談社)を実写ドラマ化したもの。仏英日の多言語ドラマシリーズとして、レジェンダリー・テレビジョン1(アメリカ)と独立系製作配給会社のダイナミック・テレビジョン2(アメリカ)、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオン、そしてHulu Japanの4社で共同製作を行う。
ヨーロッパを代表するドラマシリーズイベント「Series Mania 2023」のInternational Competition部門にノミネートされた本作。「Series Mania」のInternational Competition部門に日本が製作に関わるドラマ作品がノミネートされるのは初となる。
主演の山下をはじめ、『神の雫/Drops of God』チームが「Series Mania」参加のためフランス・リールへ。「Series Mania」は2010年にフランスで始まり、毎年(※2020年は新型コロナウイルスの影響で開催なし)開催されているヨーロッパを代表する大規模イベント。全世界の監督、作家、ドラマが好きな各国の視聴者が集まり、最高のシリーズを選定する。International Competition部門には、アメリカ、ギリシャ、フランス、スペイン、ノルウェー、イスラエル、イランなど、世界各国の作品がノミネートされている。
現地時間3月19日の14時半からは主演の山下による講演イベント「マスタークラス」が開催され、山下と共に、共演のフルール・ジェフリエ、マルゴ・シャトリエ、脚本のコック・ダン・トラン、クレメンス・マドレーヌ=ぺルドリラ、アリス・ヴィアル、製作総指揮のクラウス・ジマーマン、アソシエイト・プロデューサーのソニア・モイヤーセンがレッドカーペット、舞台挨拶、上映会後のQ&Aセッションに参加した(※マルゴ・シャトリエはレッドカーペットのみ登壇)。
山下は、長期の撮影を共にし、未だに2日に1回程度はメッセージでやり取りをしているという、仲良くなった共演者や製作陣と共ににこやかにレッドカーペット上を歩いた。
もともと原作のファンだったという山下はイベント内で作品について、「原作では男性のキャラクターを女性に置き換えた点がとても斬新だし、ワインを通して人間を学んでいくというストーリーに僕自身とても惹かれました」とコメント。作品の題材となっているワインについては、「ワインは知れば知るほど分からなくなる、奥が深い点が魅力だと思います。フランスで撮影中にワインと恋に落ちて、日本に帰ってすぐにワインセラーを買いました」とプライベートでもワインを楽しむようになったことを告白した。
作品内で山下演じる一青と莫大な遺産をかけて対決に挑むカミーユを演じたジェフリエは、フランス語・英語・日本語の多言語で描かれた本作の撮影について、「母国語ではない言語で演じることは、一見制約が増えるように思えて、実はその分可能性が広がると考えています。多言語で演じることで、声もリズムもイントネーションも変わるし、演技の幅が広がって新しい自分の可能性が見えたように感じました」と語る。それを受け山下も、「本当に世界を広げてくれた作品だと思います。そして何より、言語もカルチャーも違う出演者やスタッフが一つの目的に向かっていく過程が本当に楽しかったですし、一生忘れられない、僕の人生にとって大切な時間になりました」と語り、満席の会場から拍手が巻き起こった。
本作のプロデューサーであるジマーマンは、「今日は皆さんに2話までしかお見せできませんでしたが、この後も山下さん演じる一青に関して、驚きの展開が次々と待ち受けています。ぜひこの後のエピソードもご覧ください」とアピールし、会場全体を盛り上げた。
■配信情報
Huluオリジナル『神の雫/Drops of God』(全8話)
Huluにて、9月独占配信
出演:山下智久ほか
製作総指揮:クラウス・ジマーマン
監督:オデット・ラスキン
脚本:コック・ダン・トラン
制作:ダイナミック・テレビジョン
制作協力:アドライン・エンターテイメント
公式サイト:https://www.hulu.jp/static/drops-of-god
公式Twitter:@dropsofgodHulu