『どうする家康』志田未来、今川氏真の妻・糸を演じて 「秘めた芯の強さを持つ女性」

『どうする家康』志田未来が語る

 毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演の志田未来よりコメントが寄せられた。

 本作は、ひとりの弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く。主人公・家康を松本潤、脚本を『コンフィデンスマンJP』シリーズなどの古沢良太が担当する。

 志田が演じたのは、北条氏康の娘であり、今川氏真(溝端淳平)の妻・糸。志田は大河ドラマ、古沢脚本作品は本作が初の出演となった。志田は、「初めての大河ドラマの出演だったので、初日はとても緊張していましたが、リハーサル時にキャストの皆様やスタッフの方々がいいものを作ろうとアイディアをたくさん出し合っている姿を拝見し、とても素敵なチームに参加させていただけたことを光栄に思います。 目まぐるしい時代の中でも、一人一人が愛を持って必死に生きる姿が印象深い作品だと思いました」と撮影を振り返る。

 “強い想い”を持った糸については、「氏真と出会った頃は、糸自身、足が悪いこともあり、氏真の足を引っ張らないように一生懸命付いていこうと必死だったと思います。 劣等感などから自暴自棄になっていく氏真と共に過ごすことで、氏真を支えたいという気持ちが日に日に大きくなっていったのだろうと感じました。ただひたすら見守るというのは、強くなければできないと思うので、秘めた芯の強さを持つ女性だと思います」と分析し、「長い期間をかけて12話を撮影できたことが自然と糸の気持ちを作ってくれたので、役作りにおいて大きかったと思います」と演じきれたことを明かした。

 糸が今川義元(野村萬斎)の真の思いを伝え、氏真の自害を思いとどまらせるシーンについては、「氏真の孤独や嫉妬も全て理解した上で、尊敬する父親に認められたいという思いも尊重しながら、氏真にしかない良さがあることをずっと信じていたと思います。第12回のラストシーンは、糸が初めて氏真に想いを伝え、そっと肩に手を添え、氏真と共に生きていきたいと伝える大事なシーンだと思っていたので、丁寧に大切に演じました」とコメント。

 10年以上ぶりとなる溝端淳平との共演については、「空き時間にいつも話しかけてくださるので、10年ぶりという感覚を忘れるくらい自然に撮影に入ることができました。足を引きずる糸をどこでどうサポートするかなど気にかけてくださったので、溝端さんと2人で話し合いながら、真摯に向き合って作っていけました」と感謝を述べた。

■放送情報
『どうする家康』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:松本潤
脚本:古沢良太
制作統括:磯智明
演出統括:加藤拓
音楽:稲本響
写真提供=NHK

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