塩野瑛久×前田拳太郎×櫻井佑樹、劇団EXILE新メンバーが放つ輝き
いまやプライムタイムのドラマにも欠かせない存在となった町田啓太や鈴木伸之などが所属する劇団EXILE。長らく9人で活動していたが、2022年11月に塩野瑛久、前田拳太郎、櫻井佑樹が加入した。今後の活躍が期待される新メンバー3人の活動を追ってみたい。
櫻井佑樹
現在、『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)でドラマ初出演を果たしている櫻井佑樹は、2002年5月29日生まれ、神奈川県出身。サッカー選手を目指していたが、高校時代にEXPG東京校に通うようになり、2020年から活動を開始。テレビ東京で放送の『おはスタ』では、おはスタ調査隊の1人、マキ・コウタとして出演中。また、同『おはスタ』内のヒーロー「マイティコウZ」という顔も持っている。「マイティコウZ」は、マキ・コウタが押している現場を「巻いていく」ためにマイティパスを使い変身した姿姿であり、番組内で「マイティコウZ」のスペシャルドラマも制作されている。
『HiGH&LOW THE WORST X』にも、鈴蘭高校の西屋役で出演。鬼邪高校から楓士雄がひとりで鈴蘭に乗り込んできて、そのまま帰してしまったことに対して「おい、何普通に帰してんだ、鈴蘭が舐められんだろうが!」というセリフとともに登場したのが櫻井である。短い出演時間ではあったが、しっかりとセリフもあり、その表情もクローズアップされていたために、「この人は誰?」と気になった人も、また彼が劇団EXILE入りした際に再認識した人もいたのではないだろうか。
前田拳太郎
仮面ライダー生誕50周年記念作品である『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で、主演の五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ役を演じたことで知られることとなった前田拳太郎は、1999年9月6日生まれ、埼玉県出身。
2018年、大学生のときに「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」にてBEST30に選出されるも、それが俳優になる道にはつながらなかったが、2020年からEXPG STUDIOで演技レッスンを開始。2021年には『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』(テレビ東京系)でドラマ初出演。同年、LDH所属となる。
2023年1月からは、同じ劇団EXILEの櫻井も出演する『女神の教室~リーガル青春白書~』に出演している。彼が演じる水沢拓磨は、青南大学の法科大学院(ロー・スクール)に通う学生の1人だが、『君の花になる』(TBS系)で注目の高橋文哉や、『鎌倉殿の13人』に源頼朝(大泉洋)と北条政子(小池栄子)の娘・大姫役で出演した南沙良などとともに、ドラマの中心となる役割を担っていて、俳優としての期待度が伺える。
水沢拓磨は、無口で陰があるが、誠実さのにじみ出るキャラクターだ。昼は法科大学院に通い、夜はアルバイトをしながら弁護士を目指しているという苦労人で、そのことを同じロー・スクールの仲間たちにも言えないでいた。部屋に風呂がなく、銭湯にいっているところを、同級生の桐矢純平(前田旺志郎)に見つかるシーンもせつなさが残る。こうした自分の困窮した境遇が身に染みているからこそ、少数者に対して理解のある弁護士になれそうなキャラクターだと思わせてくれる。今後も、彼がドラマを引っ張っていくシーンがたくさん見られることだろう。