トム・ハンクス主演で『幸せなひとりぼっち』をリメイク 『オットーという男』3月公開へ

トム・ハンクス『オットーという男』3月公開

 トム・ハンクス主演映画『A Man Called Otto(原題)』が、『オットーという男』の邦題で3月10日に全国公開されることが決定した。

 本作は、スウェーデン発の世界的ベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされたハンネス・ホルム監督の『幸せなひとりぼっち』をハリウッドでリメイクしたもの。2度のアカデミー賞を受賞歴を誇るハンクスが、パブリックイメージとは真逆の嫌われ者の主人公オットーを演じたほか、自らプロデュースも担当した。監督を務めたのは、『ワールド・ウォーZ』『プーと大人になった僕』のマーク・フォースター。

 オットー(トム・ハンクス)は町内一の嫌われ者でいつもご機嫌斜め。曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロールし、ルールを守らない人には説教三昧。挨拶をされても仏頂面で、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で近寄りがたい……。それが「オットーという男」。そんな彼は人知れず孤独を抱えていた。最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、自らの人生にピリオドを打とうとする。しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、死にたくても死ねない。それも1度ではなく2度、3度も。世間知らずだが陽気で人懐っこいお節介な奥さんのマリソルは、オットーとは真逆な性格。小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により “自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は一変していく。

映画『オットーという男』予告編

 あわせて予告編と日本版ポスターも公開。予告編では、オットーの不機嫌さが大爆発。ルールを守らないご近所住人たちへ腹を立て、眉間には常にしわを寄せている姿が。しかしそんな姿の裏には、亡くなった最愛の妻を忘れられない純粋な想いも垣間見える。そんな時に出会ったお節介奥さん・マリソルに「孤独のまま生きるの? ダメよ。間違ってる」と諭される。

■公開情報
『オットーという男』
3月10日(金)全国公開
出演:トム・ハンクス、マリアナ・トレビーニョ、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、レイチェル・ケラー
監督:マーク・フォースター
脚本:デヴィッド・マギー
製作:リタ・ウィルソン、トム・ハンクス
原作:フレドリック・バックマン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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