『純愛ディソナンス』髙橋優斗の“闇堕ち疑惑”が浮上 全方位の人間関係がズタズタに

『純愛ディソナンス』髙橋優斗、闇堕ち疑惑

 やっと幸せな未来に向けての物語が描かれると思いきや、慎太郎(髙橋優斗)の闇堕ち疑惑が浮上したままラストを迎えた『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)の第8話。正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)が結ばれることで調和はさらに乱れ、随所で不協和音が鳴り響く。

 ひったくりにあって怪我をしてしまった愛菜美(比嘉愛未)だが、それでも正樹の覚悟は揺らがなかった。賢治(光石研)に辞表を出して離婚することを申し出た正樹だが、簡単には受け入れてもらえない。最後には愛菜美と賢治が衝突することで場は収まるものの、正樹にはまだ碓井家と金銭の繋がりが切れずにいた。一方、正樹への気持ちをはっきりと自覚した冴は慎太郎を振る。さらにシェアハウスを出ることを考えるなど、これまで築いてきた大切な仲間との関係はすっかり忘れ、正樹に夢中だった。だがある日、正樹の再就職先のピアノ教室に悪質な嫌がらせが起こる。壁一面に真っ赤なスプレーで正樹への誹謗中傷の落書きがされていたのだ。すると冴は、靴に残ったスプレー塗料からその犯人が慎太郎ではないかと問い詰める。

 ようやく正樹と冴が結ばれ、幸せなラブストーリーが始まったのも束の間、一瞬にして多くの登場人物が破滅への一途を辿る。まるでギリギリのところで保っていたバランスを失ったかのような崩壊に、思わず2人の恋のゆくえを忘れてしまいそうになるほど。冴の母の静(富田靖子)は病に倒れ、慎太郎は正樹への嫌がらせの犯人疑惑をかけられ、正樹は職を失いかけ、愛菜美は失踪。

 さらに賢治は正樹への執着を捨てきれず、路加(佐藤隆太)は愛菜美に何か想いを抱えていそうでありながらも賢治を恨んでいる。ここにきて晴翔(藤原大祐)にも訳ありな過去が示唆されており、慎太郎に向けて意味深な発言を残していた。仲のよかった冴と莉子(畑芽育)にも亀裂が生まれ、全方位がズタズタになっている。そんな中で、正樹もまた、冴と結ばれるという決断が周りに与える影響の重みをひしひしと感じているようだった。

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