『アダマス』チソンはソ・ジヘらと手を組むのか? 特別出演でアン・ボヒョンも登場
双子の兄弟、ベストセラー推理作家のハ・ウシン(チソン)と中央地検特捜部の検事ソン・スヒョン(チソン)が、22年前に父親が殺害された事件の真相に迫る『アダマス 失われたダイヤ』(ディズニープラスで配信中)。
ウシンは凶器に使われた“アダマス”を盗み出すためにヘソングループの会長クォン・ジェギュ(イ・ギョンヨン)宅に潜入、スヒョンはTNC社会部の記者キム・ソヒ(イ・スギョン)と共に真犯人を追い始める。第3話と第4話では、完全に閉じ込められた屋敷内にいるウシンと外の世界で調査を進めるスヒョンにより物語が補完されていく。
ヘソン院にいるウシンは、クォン執事(ファン・ジョンミン)をはじめ、ヘソン側の者に何をされるかわからない。しかし、それ以上にスリルがあるのはウシンが何をしでかすか予測できないことだ。不可解なウシンの行動に周りの人物が惑わされているのが見て取れる。
ヘソンの長男の妻ウン・ヘス(ソ・ジヘ)と、邸宅の保安総括責任者でありアンダーカバーとして国家特別捜査本部から潜り込んでいるチェ・テソン(ホ・ソンテ)もそのうちのひとり。ウシンとは秘密を共有する仲ではあるがお互いに切り札を用意しており、現時点では敵とも味方とも言えない。クォン会長も何かを危惧したのか、他に目的があるのか、ウシンに回顧録の作業は中止だと伝える。つまりヘソン院から出ていけとのお告げだ。
国内最大の軍需企業であるヘソンは、大統領選挙を利用して銃器を展開する新事業を計画中だった。この極秘情報を入手したのは、ウシンの助手として付いてきたイ・ドンリム(シン・ヒョンスン)。聴覚障がいのある父親がいる彼は、クォン会長とユン秘書(イ・シウォン)の手話でのやり取りを偶然に目撃してしまったのだ。これを逆手に取ったウシンは、秘密を握っていることをクォン会長に伝え、選挙が終わるまでヘソン院から絶対に出せない状況を自ら作り出したのはお見事だった。
以前から、「笑った顔がミンジョと似ている」と言われていたウシン。ミンジョとはヘソンの二男であり、ヘリコプター事故で亡くなっている。第4話では、特別出演のアン・ボヒョンがミンジョ役で登場。これにより、彼がヘソンの闇と大きく関わっている可能性が浮かび上がる。