『ちむどんどん』矢作(井之脇海)が帰ってきた! ピンチに陥った房子を三郎が救う?
生前の史彦との関係も踏まえ、生き方や価値観の違いを否とする重子。そんな彼女の気持ちを慮ったのは、三郎の妻・多江(長野里美)だ。披露宴で着る琉装を借りにきた暢子に、多江は自分と違う生き方を認めることの難しさを説く。その上で、「自分と、誰かほかの人の生き方を比べても仕方のないことなんだけど」と、まるで自分も経験したことのように語った。
ここで思い出すのが、三郎と房子の関係だ。2人は戦前結婚するはずだったが、それは叶わず、三郎は多江と結婚したという過去がある。多江は今でも、そのことを気にしているのではないだろうか。重子に共感する多江は、自分で道を切り開いていた房子に引け目を感じているように思えた。
そんな矢先、フォンターナにさらなるピンチが。矢作に盗まれたフォンターナの権利書が、彼に融資をしていた権田正造(利重剛)の手に渡っていたのだ。利息の返済もおぼつかなくなった矢作は夜逃げ。権田は代わりに、権利書を一千万で買い取るよう房子に話を持ちかけにきた。追い詰められた房子を救うのは、やはり三郎か。第17週「あのとき食べたラフテーの」では、2人の過去がさらに深掘りされることになるのだろう。
■放送情報
連続テレビ小説『ちむどんどん』
総合:午前8:00~8:15、(再放送)12:45~13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30~7:45、(再放送)11:00 ~11:15
※土曜は1週間を振り返り
主演:黒島結菜
作:羽原大介
語り:ジョン・カビラ
沖縄ことば指導:藤木勇人
フードコーディネート:吉岡秀治、吉岡知子
制作統括:小林大児、藤並英樹
プロデューサー:松田恭典
展開プロデューサー:川口俊介
演出:木村隆文、松園武大、中野亮平ほか
写真提供=NHK