“主人公”不在の『ブラックパンサー』続編、『アバター』新作と『アクアマン』に共通点?

 ところで「ネイモアの設定どこかで聞いたことあるな?」と思った方もいるのでは? そう、DCのアクアマン! 映画ではジェイソン・モモアが演じています。彼もアトランティスの王で海底人ですよね。コミック的にはアクアマンが1941年デビューですから、ネイモアの方が“先輩”。でも映画ではアクアマンの方が“先輩”。2018年に単独作『アクアマン』が公開され日本でも大ヒットしました。このアクアマンの最新作『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム (原題)』が2023年3月17日に全米公開となります。こちらは元々2022年12月に公開予定だったので、3カ月ほど公開をずらしたことになります。『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』と時期がかぶる=キャラ被りを避けたのかもしれませんが、もしかすると12月16日、日米同時公開の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』との直接対決を回避したとも考えられます。

 というのも今回のアバター、すでに上映されている予告編やタイトルからもわかるように、ウォーター=海が舞台なのです。『アクアマン』自体が『アバター』の影響を受けていると監督のジェームズ・ワンが言っていたので、アクアマンが誘う海の王国とアバターが描く海の世界が混同されてしまう恐れがあるとの判断か?(おまけに両作品とも“A”で始まりますからね)。

 なお『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』には前作同様シガ二―・ウィーバーも出演しますが、今回彼女は前作のグレイス博士役ではなく、キリという名のナヴィ族の少女(主人公のジェイクとネイティリの娘!)を演じるそうです。確かにグレイス博士は前作で死んだので、どういうふうにシガ二―・ウィーバーが出るのか「?」だったのですが、新しいキャラとは。これはちょっとビックリしましたね。秋から来春にかけて『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』、そして『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム 』とそれぞれがどんな“海”を見せてくれるのか楽しみです。

■リリース情報
『ブラックパンサー』
MovieNEX発売中
MovieNEX:4,000円(税別)
4K UHD MovieNEX:7,800円(税別)
4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定):14,000円(税別)
発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2018 MARVEL

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