『よう実』『シャドーハウス』人気タイトルの続編が目白押し おすすめ夏アニメ3選

 7月より順次放送スタートとなる2022年夏アニメ。多数の作品がラインナップされる中、今期は人気タイトルの続編が目白押しだ。本項ではその中から特におすすめのアニメ5選を紹介したい。

『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』

『ようこそ実力至上主義の教室へ 2nd Season』

 シリーズ累計発行部数650万部を突破した、2015年5月25日からMF文庫J(KADOKAWA)で刊行中のライトノベル(著書:衣笠彰梧)を原作としたTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』。通称『よう実』としてファンに親しまれている本作は、進学率・就職率100%を誇る「高度育成高等学校」を舞台にした学園もの。その中で、問題児が集まる底辺のDクラスに配属された主人公・綾小路清隆が、成績は優秀だが、性格に難ありの美少女・堀北鈴音らとともに、クラスに降りかかる危難を乗り越えていく姿を映し出す。

 本作の見どころは、なんといっても高校生たちの熱き頭脳戦だ。毎月10万円相当のポイントが支給され、髪型も私物の持ち込みも自由。そんな楽園のような場所である「高度育成高等学校」は、優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校だった。成績上位クラスとの格差に違和感を持ち、Aクラスを目指す鈴音に清隆は協力することとなる。最初は地味で目立たない生徒だった清隆が、クラス対抗の試験やイベントで徐々に実力を発揮していく姿が見もの。

 2017年7月から9月まで放送された第1期では、原作小説の1年生編1〜3巻までの内容が描かれた。7月4日から放送の第2期、2023年に放送予定の第3期で1年生編すべてのアニメ化が決定。発表当時はTwitterのトレンドワード1位を獲得した超人気作に注目したい。

『シャドーハウス 2nd Season』

 不思議な洋館に住む、顔のない“シャドー一族”と、 彼らに仕える世話係の“生き人形”たち。彼らの摩訶不思議な日常を描いた『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の漫画『シャドーハウス』。そのTVアニメの第2期が7月8日より放送スタートとなる。

 断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」。そこで貴族の真似事をして暮らすシャドー家の一人・ケイトと、手足も顔もすすで覆われた彼女の世話係兼“顔”役を務めるエミリコ。ドジで失敗ばかり、でも前向きなエミリコにケイトは色んなことを教える。

 前半はそんな二人のほのぼのとした日常が映し出されるのだが、ハウスの秘密が少しずつ明かされるたびに不穏な展開へ。多くが謎に包まれたミステリアスな世界観が視聴者の心を掴んでいる。

 第1期でシャドーや生き人形の適性を図る「お披露目」を終えたケイトとエミリコ。その他、「お披露目」で合格した同期3対は“成人”としての新しい生活を始める。しかし、第2期では、彼らが暮らす「こどもたちの棟」で新たな事件が発生。ローブ様と呼ばれる謎の人物も登場し、シャドーハウスについての謎にさらに深く迫る続編となっている。

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