『サマータイムレンダ』明かされた潮の死の真相 ハイネの登場で物語は急展開を迎える

 TOKYO MXほかにて放送されているTVアニメ『サマータイムレンダ』。第9話「流れよ我が涙」では、潮の影の力によって潮の死の真相が明らかとなった。

 潮が死ぬ前日の朝に撮影された動画ファイルには、潮と潮の影が一緒に映し出されていた。ありえない状況に驚きを隠せない慎平。それもそのはず、影は敵であり、オリジナルと行動を共にしているということはこれまでなかった。動画の中で潮は慎平のとなりにいる潮の影が「慎平の味方」であることを強調した上で、これまでに起こった出来事を語り始める。

 7月17日、潮はしおりから自身のそっくりさんの存在を知らされるが、当然影の存在を知らない潮にとってしおりの言動は簡単に信じられるはずはない。しかし、7月18日のゴミ拾い大会で潮は自身と姿かたちがそっくりの影を目撃する。半信半疑で追いかける潮だったが、すでに潮の影は消えていた。この出来事をきっかけに、潮はしおりの影について調べることを約束するのだった。

 その夜、自宅でシャワーを浴びようと浴室のドアを開けると、そこには潮の影が「おかえり」とあっけらかんとした表情で座っていた。潮は「あんた一体何者や?」と問いただすも、「自分ん家に帰ってきて何が悪いんや?」と平然としている潮の影。半ば呆れる潮だったが、自分の影が存在するのであれば、しおりの発言通りこの島の中にしおりの影が存在するということになる。一致団結した2人はしおりが最初に影を見たというタカノス山を一緒に調べることになった。

 タカノス山に向かった潮と潮の影は、立ち入り禁止の立て看板を発見する。好奇心に身を任せて、看板を押しのけて進んでいくと、そこには菱形の旧病棟があった。そこはおばけが出ると噂があり、島の住民すら近づかない場所になっていた。おばけに怯える潮に対してどんどん進んでいく潮の影。性格は完全に同じということはないらしい。

 鳴り響くカラスの鳴き声の先に現れた真っ黒な影。桁違いのスピードで襲いかかってくる影に、潮の影はやられてしまう。しかし、影が立体ではなく平面の影を攻撃してきたことから影の弱点が平面にあることを知った潮の影は攻勢に出る。自分が人間ではないことを理解した潮の影は影をも圧倒していた。実際に影が存在していたこと、そして潮の影が話していた「私はここに来たことあるような気ィする」という言葉から、旧病棟が影と何かしら関係していることは間違いなさそうだ。

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