松田凌、荒牧慶彦ら2.5次元俳優が『悪女(わる)』で活躍 舞台で培われた身体性と表現力

 そして第2話に登場したのが、『カミシモ』で荒牧と共にトップを並走する和田雅成。土方歳三を演じたミュージカル『薄桜鬼』や、へし切長谷部役で人気を博した舞台『刀剣乱舞』では、力強い殺陣と身軽なアクションで観客を魅了。舞台上で見せる表情は真剣そのものだが、イベントなどでは関西出身ならではのサービス精神でファンを楽しませる。

 その親しみやすいキャラクターが『悪女(わる)』でも活きており、お調子者の社員・森岡役でインパクトを残した和田。森岡は周りをイラっとさせるような存在だが、和田のコミカルな演技も相まってクスリと笑えるような人間味あふれるキャラクターに仕上がっていた。

 第3話でマーケティング部の社員・恩田を演じたのは、『ウルトラマンX』(テレビ東京系)で主演を務め、ミュージカル『刀剣乱舞』で蜂須賀虎徹を演じたのを皮切りに2.5次元界でも活躍する高橋健介。舞台上ではいつも子どもから大人まで魅了するスター性を放っているが、実はお茶目でいじられキャラというギャップもファンを虜にする所以だ。

 さらに第4話には、赤澤遼太郎が出演。『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』では常に好戦的で血の気の多いキャラクターを演じたが、『おそ松さん on STAGE』で末っ子・トド松をあざと可愛く演じるなど、その柔軟な表現力で活躍している。『悪女(わる)』では鈴木伸之演じる企画開発部の独善的な上司に振り回される部下を演じた。

 ビジュアルの再現力もさることながら、キャラクターの息吹をのせて殺陣やアクション、歌やダンスなど舞台ならではの魅力を届ける2.5次元俳優。テレビでの活躍を通して、彼らはさらに2.5次元界を盛り上げてくれることだろう。

参照

※ https://www.crank-in.net/interview/47755/2

■放送情報
『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』
日本テレビ系にて、毎週水曜22:00〜放送
出演:今田美桜、江口のりこ、鈴木伸之、高橋文哉、向井理
原作:深見じゅん 『悪女(わる)』(講談社『BE・LOVE』)
脚本:後藤法子、松島瑠璃子
主題歌:J-JUN with XIA (JUNSU)「六等星」(First JB music)
演出:南雲聖一、内田秀実、山田信義
プロデューサー:諸田景子、小田玲奈、大塚英治、平井十和子
チーフプロデューサー:田中宏史
制作協力:ケイファクトリー
製作著作:日本テレビ
(c)日本テレビ
公式サイト: https://www.ntv.co.jp/waru2022/

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