『ムチャブリ!』成長した志尊淳が高畑充希に猛アプローチ? 浅海社長の進退やいかに
またもやライバル会社・野上フーズの御曹司の野上(笠松将)から邪魔が入る。総合スーパーで「プチボナール」のテイクアウト専門店の弁当を全国展開するために契約を進めていた中、仲介会社の担当者が突然退職してしまい、情報提供していた大切なレシピが持ち出されてしまう非常事態に見舞われる。
しかも、兼ねてから不穏な動きを見せていた本社の専務・葛原(坪倉由幸)が、大牙(志尊淳)を通してリレーション・フーズの情報を仕入れていたことが判明し、あまりの衝撃とショックに完全に“牙の抜けた大牙”の様子が見られた『ムチャブリ! わたしが社⻑になるなんて』(日本テレビ系)第8話。
知らないうちにとはいえ、自分自身が会社を窮地に追いやる元凶となっていたことに気づき茫然とする大牙。子会社社長・雛子(高畑充希)はじめ周囲が元気付けようとしても彼は固く心を閉ざしたままで何を言っても彼の耳には届かない。それもそのはず、自分のことを買ってくれ引き上げてくれるかのような言動をする専務に取り入りたい思いも確実に自身の中にあったことを自覚している上、当初本社に戻ることを志願していた大牙の希望が皮肉にもこのタイミングでこの“ファインプレー”によって叶えられることになる。しかも本社は野上フーズと業務提携し外食産業にも参入するらしく、大牙にとっての“うちの会社”リレーション・フーズを本気で潰しにかかってくるようだ。
「大牙くんはどう思う?」
いつも通り自身の思いつきやひらめきを口にした後、大牙に意見を求めて振り返った雛子の先に彼の姿は見当たらない。体調不良で仕事を休む日々が続く大牙の元に、雛子は毎日足繁く通い、自分のことを責めてばかりでしおらしく落ち込む大牙から本調子を引き出せたのももちろん雛子だ。「そんな自分が失敗した一つのこと、グチグチ引きずってさ。自分ができたことの数、数えてみなさいよ!タコ!」次々に繰り出される雛子節に大牙も徐々に活気づき、本作恒例の2人の掛け合いが戻ってきた。もうきっとこれで大牙は大丈夫だ。元々優秀な大牙に、挫折の経験とそれを乗り越えた経験まで加われば最強だ。特に自力ではどうしようもない不可抗力の事態を経験すれば、鬼に金棒だろう。