4クール連続ドラマ出演 『真犯人フラグ』でもキーパーソンの佐野勇斗、日曜日の顔に

 4クール連続で日曜日のドラマに出演を果たしている佐野勇斗。『ドラゴン桜』(TBS系)、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)に続き、現在、2クール連続放送となる『真犯人フラグ』(日本テレビ系)に出演中だ。なぜ佐野が約1年に渡り、日曜日の顔となっているのか、今までの出演ドラマを振り返りながら考察したい。

 今作で佐野が演じるのは、大学生でありながらITベンチャー「プロキシマ」を立ち上げた若手起業家、橘一星だ。現在第2話まで放送されているが、ある人物のGPSらしきものを確認したり、「たすけて」というメッセージを受信したりと、出演シーンは短いが印象に残るものであった。毎回ドラマ放送後に行われる視聴者からの投票「#みんなの真犯人フラグ」では、過去3回すべてランクインしており、注目されていることが分かる。

 現在、23歳の佐野が連続ドラマに初出演したのは、主人公・高野亜紀(菅野美穂)の長男・和樹役を演じた、2016年放送の『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)。年の離れた妹・そら(稲垣来泉)をかわいがる面倒見のいいお兄ちゃんでありながら、徐々に裏の顔が見えていく。敏感な思春期の高校生をリアルに演じ、産みの親である佐々木弓子(松嶋菜々子)と別れるラストシーンでは多くの視聴者の涙を誘った。まだ演技も未熟ながら役と向き合い、ミステリアスなキャラを好演した。

 そして2018年、同世代の若手俳優たちが多く出演したドラマ『トドメの接吻』(日本テレビ系)で、大手クルーズ会社の御曹司・長谷部寛之役を演じた。片思いしている美尊(新木優子)を守るために、最初はライバル心をむき出しにしていた旺太郎(山崎賢人)にも協力する、お人好しな役どころだ。また、世間知らずだと旺太郎に指摘され、最終話では御曹司でありながらアルバイトを始めるという行動に出た長谷部に愛らしく思った視聴者も多いだろう。山崎賢人、菅田将暉、新田真剣佑と主役級俳優が集結する中で見事に爪痕を残した。

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