デヴィッド・フィンチャー、Netflixでドキュメンタリー映画シリーズ『Voir』を製作

 デヴィッド・フィンチャーが製作責任者を務めるNetflixのドキュメンタリーシリーズ『Voir』が、11月13日に米ロサンゼルスで開催されるAFI Festでプレミア上映されることが決定した。

 本作は、フィンチャー監督がNetflixと提携して映画を讃えるビジュアル・エッセイの新しいドキュメンタリーシリーズ。

 NetflixのTwitterアカウントにて、10月12日に「デヴィッド・フィンチャーから何か特別なものが明日来る…」というツイートが投稿された。ツイートを見たファンからは、『マインドハンター』シーズン3、Netflix映画『Mank/マンク』続編への期待の声が上がっていた。

 本作は、フィンチャー監督と『The Empty Man』のデビッド・プライヤー監督が製作総指揮を務める。本作に携わっているライターのドリュー・マクウィーニーは、10分から30分の一連のエッセイについて「私たちの興味をそそるもの、動揺させるもの、映画とのつながりに関係するもの」をテーマにしていると書いている。

 これまでに『ハウス・オブ・カード』や『マインドハンター』などでNetflixと協力してきたフィンチャー監督は、最近、Netflixと4年間の映画契約を結んだ。マイケル・ファスベンダーが出演すると言われている暗殺者ドラマであるNetflix映画『The Killer』の監督も務めている。

 有名映画監督の中には、Netflixやその非伝統的な劇場配給方法に対して率直な意見を述べる人もいるが、フィンチャー監督は、「Netflixほど、ある場所で働くことが幸せだったことはありません」「映画が存在する場所があるというのは素晴らしいことで、必ずしも映画をスパンデックスの夏やアフィリクションの冬に押し込む必要はありません」と『Mank/マンク』に関するカバーストーリーの中でVariety誌に語っている。

 なお、本作のNetflixでの配信開始日は未定となっている。

参考:https://variety.com/2021/film/news/david-fincher-netflix-voir-documentary-series-1235088321/

■配信情報
Netflix映画『Mank/マンク』
Netflixにて独占配信中
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ゲイリー・オールドマン、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズ、チャールズ・ダンス、タペンス・ミドルトン、トム・ペルフリー、トム・バーク
公式サイト:mank-movie.com

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