TVアニメ『鬼滅の刃』無限列車編、煉獄杏寿郎の人柄表れた第1話 劇場版との関連シーンも
TVアニメ『鬼滅の刃』無限列車編が、10月10日よりスタート。完全新作エピソードとなった第1話「炎柱・煉獄杏寿郎」では、大ヒット劇場版『鬼滅の刃』無限列車編の前日譚が描かれた。(※以下、ネタバレが含まれます)
とある店で「うまい! うまい!」と蕎麦を食べていた煉獄の前に、鬼殺隊の隊士が報告のためやって来る。蕎麦の味は絶品だが、店の中は寂しい様子。その理由は、店の沿線で切り裂き魔による殺人事件が頻発しているからだった。「無限列車で40人ばかしが神隠しにあっちまった」という店主の情報を聞き、隊士は煉獄に本題である無限列車の調査を切り出す。
その前に、被害にあった車掌が発見された駅を調べることに。そこには駅弁を売る祖母とその孫娘がおり、客の寄り付かなくなり売り上げが落ちていることを話していた。2人に「鬼を知らないか?」と単刀直入に聞いた煉獄獄は不審者扱いされ、孫にアンパンを投げつけられるも、「切り裂き魔は俺が何とかする」と約束する。
無限列車が運び込まれた整備工場に潜入した煉獄。そこに鬼が現れ、作業員を人質に取ってしまう。その鬼は動きが素早く、目で捉えることも難しい。それを煉獄に「逃げ足だけは早いんだな」と挑発されムキになった鬼は、先ほど煉獄が出会ったばかりの弁当売りを殺すと宣言。高速で弁当売りのもとへ向かう鬼に対し、煉獄も“全集中の呼吸”を使い、全速力で助けに向かう。
ついに鬼と対峙した煉獄。「試してみようじゃねえか。俺がババアの喉を切り裂くのが先か、お前が俺の首を獲るのが先か」と勝負を吹っ掛ける鬼に「試す必要はない」と言い放った煉獄は「お前は遅い!」と鬼よりも素早く動き、“炎の呼吸 壱ノ型 不知火”によって首をはねることに成功する。
その姿を見た祖母は、過去を思い出していた。かつて鬼に襲われた祖母は、同じ羽織の剣士に救われたことがあったのだ。その時の状況が今の光景とリンクし「20年前、あなたに助けていただきました」と涙を流しながら感謝を伝える祖母。それを聞いた煉獄は「それはきっと、俺の父でしょう。父と同じくあなたをお守りできたこと、光栄です」と誇らしく語るのだった。
そこに、再び隊士がやって来る。鬼を倒したことを伝えると「万事解決ですね!」と言う隊士だったが、煉獄は鬼が弱すぎたことから「40人以上食った鬼が、この程度のはずがない」と推測。「無限列車の鬼は別にいる」と、無限列車に乗り込むことを決意。ここから、劇場版『無限列車編』へと繋がっていく。