磯村勇斗、刑事役で映画『前科者』出演決定 有村架純と『ひよっこ』以来の再共演に
有村架純が主演を務める映画『前科者』に、磯村勇斗が出演することが発表された。
『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて2018年1月から連載が始まった、原作・香川まさひと、作画・月島冬二による漫画『前科者』が、『二重生活』『あゝ、荒野』の岸善幸監督により実写映像化。WOWOWにて11月には連続ドラマが放送・配信され、2022年1月に日活・WOWOWの共同配給で映画が公開される。映画『花束みたいな恋をした』の有村が、罪を犯した“前科者”たちの更生・社会復帰を目指し、彼らと向き合い奮闘していく保護司の主人公・阿川佳代役で主演を務め、6年ぶりの映画出演となる森田剛が、佳代の元で更生し社会復帰へ近づいていたが、ある日忽然と姿を消し、再び警察に追われる身となる男・工藤誠を演じる。
磯村が今回演じるのは、若手刑事の滝本真司。更生間近に忽然と姿を消した男・工藤(森田)を追う中で、中学時代の同級生だった佳代(有村架純)と再会。2人は、被害者や遺族の想いを胸に犯罪者を追う者と、加害者の更生を願い寄り添い続ける者として対峙するが、それにはとある過去が……。
有村とはNHK連続テレビ小説『ひよっこ』以来の共演となる磯村は、「いつかまた一緒に作品作りをしたいと思っていたので、今回、映画で再び共演することができ、うれしかったです」と再会について喜びを語る。また今作で岸監督作品初参加となることについて、「初めてご一緒させて頂きましたが、ずっとドキュメンタリーを撮られてきた方ならではの、長回しや一発本番などの演出が緊張感もあり、たまらなく楽しかったです。『緊張の中で生まれるものを見てみたい』とおっしゃられていて、集中力のいる刺激的な現場でした」と充実した撮影を振り返った。
また、岸監督は磯村について「磯村さんの役は、連続殺人犯を追う刑事滝本真司。物語の中では、保護司の阿川佳代(有村架純さん)と前科者工藤誠(森田剛さん)の対極にいるような人物です。過去の経験が色濃く反映された役で、とても複雑で、セリフだけでなく表情や身体の表現がとても重要でした。普段は淡々としている磯村さんですが、撮影では期待をはるかに超えた滝本真司に豹変してくれました。必見の価値ありです。ぜひご覧ください」と語り、また、キャスティングを担当したおおずさわこも「磯村さんとは映画『ヤクザと家族 The Family』(21年公開)で初めてご一緒したのですが、彼は≪眼差しによる演技≫が抜群に上手い役者だと感じました。そして彼のその魅力は長年ご一緒している岸監督の作品でも大いに活きるのではと思い、本作の滝本真司役のキャスティングの際に提案させて頂きました。ちょうど岸監督も『ヤクザと家族』を試写で観てくださっていて、磯村くんに相性の良さを感じていたことで今回の起用となり、狙い通り本作でもその魅力を遺憾なく発揮してくださいました。ぜひ劇場で磯村さん演じる滝本真司の複雑な心情を、様々なその≪眼差し≫から感じ取っていただければと思います」と磯村のキャスティングに自信を覗かせた。
なお、本作の劇場公開に先駆けて放送・配信されるドラマでは、新人保護司の阿川佳代が、様々な“前科者”と向き合い成長する模様が描かれる。そして、佳代が保護司として凶悪犯罪やままならぬ現実に立ち向かう姿が描かれる映画版は、原作にはない完全オリジナル作品となる。
コメント
磯村勇斗
本作の脚本を読んで、保護司というあまり知られていない職業にスポットを当てていて、その内容に胸を打たれました。有村架純さんとは、いつかまた一緒に作品作りをしたいと思っていたので、今回映画で再び共演でき、うれしかったです。
滝本真司は、怒りとか苦しみとか憎しみとか様々な感情や過去の出来事を心の中に押し殺しながら、刑事として犯罪に対峙する人物です。岸監督とお話をして、そういった真司のバックボーンを強いまなざしで表現しました。
岸監督とは初めてご一緒させて頂きましたが、ずっとドキュメンタリーを撮られてきた方ならではの、長回しや一発本番などの演出が緊張感もありながら、たまらなく楽しかったです。「緊張の中で生まれるものを見てみたい」とおっしゃられていて、集中力のいる刺激的な現場でした。
岸善幸監督
磯村さんの役は、連続殺人犯を追う刑事滝本真司。
物語の中では、保護司の阿川佳代(有村架純さん)と前科者工藤誠(森田剛さん)の対極にいるような人物です。過去の経験が色濃く反映された役で、とても複雑で、セリフだけでなく表情や身体の表現がとても重要でした。
普段は淡々としている磯村さんですが、撮影では期待をはるかに超えた滝本真司に豹変してくれました。必見の価値ありです。ぜひご覧ください。
キャスティング担当 おおずさわこ
磯村さんとは映画『ヤクザと家族 The Family』(21年公開)で初めてご一緒したのですが、彼は≪眼差しによる演技≫が抜群に上手い役者だと感じました。そして彼のその魅力は長年ご一緒している岸監督の作品でも大いに活きるのではと思い、本作の滝本真司役のキャスティングの際に提案させて頂きました。ちょうど岸監督も『ヤクザと家族』を試写で観てくださっていて、磯村くんに相性の良さを感じていたことで今回の起用となり、狙い通り本作でもその魅力を遺憾なく発揮してくださいました。ぜひ劇場で磯村さん演じる滝本真司の複雑な心情を、様々なその≪眼差し≫から感じ取っていただければと思います。
■公開・放送・配信情報
『前科者』
【映画版】2022年1月公開
【ドラマ版】WOWOWにて、11月20日(土)スタート 毎週土曜22:30〜放送、WOWOWオンデマンドにて配信(全6話)
各話放送後、WOWOWオンデマンド、Amazon Prime Videoにて見逃し配信
出演:有村架純、磯村勇斗、森田剛
監督・脚本・編集:岸善幸
原作:『前科者』(小学館『ビッグコミックオリジナル』連載)
制作プロダクション:日活・テレビマンユニオン
配給:日活・WOWOW
(c)2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
映画版公式サイト:zenkamono-movie.jp
ドラマ版公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/zenkamono_drama/
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