坂口健太郎が『あさイチ』に登場! 改めて振り返りたい『おかえりモネ』菅波の名セリフ

改めて振り返りたい菅波の名セリフ

 主人公・百音(清原果耶)が故郷の気仙沼へと帰る決意を固め、いよいよ最終幕へと突入するNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』。「つづき」が気になる毎日だが、リアルタイムで視聴している視聴者にとって、気持ちを共有してくれるのが、“朝ドラ受け”こと、『あさイチ』の冒頭での博多華丸・大吉、鈴木菜穂子アナウンサーの感想トークだ。“視聴者代表”とも言える彼らの熱いトークは作品の魅力をさらに引き出してくれている。

 そんな『あさイチ』の金曜日企画「プレミアムトーク」に、『おかえりモネ』菅波役の坂口健太郎が登場。「#俺たちの菅波」の熱狂を本人がどう感じているのか、撮影の裏話など、視聴者にとっては“間違いない”プレミアムトークとなりそうだ。

 トークでは名シーンなどを振り返りながら、ゲストが当時の心境などを明かすのが定番。ここでは、一足先に作品の中で印象的な菅波の金言を振り返ってみたい。

「物事がうまくいかなくて落ち込むようなとき、僕は何かしら新しい知識を身につけるようにしています」(第24話)

「知識は武器です。持ってるだけでは何の意味もないし使い方も難しい。ですが、持っているに越したことはありません」(第25話)

 最初に挙げたいのが、第5週で百音に菅波が告げた2つの言葉。森林組合で働いていた百音は、広葉樹を使って学童机を作ろうとしていたが、さまざま障壁にぶつかり悩んでいた。そんな百音に菅波は、唐突に励ますのでもなく、一方的に自分の価値観を押し付けるわけでもなく、さり気ない形で上記の言葉を投げかける。知識は武器であり、自分を守るものになること。百音のその後の生き様を見ても、この言葉が彼女にとって非常に大きい意味を持っていたことは間違いない。

「納得いきませんね……」
「人口1300万人ですよ。会いたい人にそう簡単にばったり会えるような、なまぬるい世界ではありません」(第54話)

 続いて挙げたいのは、“金言”とは違うが菅波らしさが表れているこのセリフ。上京した百音が仕事の悩みを抱えながらコインランドリーでうなだれていたところに偶然現れた菅波が放った言葉だ。百音と菅波の関係は気象予報士試験の勉強を通して近づいていただけに、百音の上京で菅波はフェードアウトとは誰も思ってはいなかったが、まさかの再会の形ではあった。「会えてうれしい」とはならずに(隠していただけかもしれないが)、確率論を持ち出した菅波に、視聴者こそ「納得いきません」と思ったことだろう。

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