HBO Maxのインターンがメール送信ミス しかしサブスクライバーの反応が温かい
ワーナーメディアの運営するHBO Maxが一部の加入者向けにメールを誤送信したことについて謝罪したが、加入者たちの反応は少し予想と違った。
この件が起きた6月17日に、HBO MaxのサポートアカウントがTwitter上で以下の謝罪文を投稿した。
We mistakenly sent out an empty test email to a portion of our HBO Max mailing list this evening. We apologize for the inconvenience, and as the jokes pile in, yes, it was the intern. No, really. And we’re helping them through it. ❤️
— HBOMaxHelp (@HBOMaxHelp) June 18, 2021
「今夜、HBO Maxのメーリングリストの一部に誤ってメールを送信しておりました。ご不便をおかけして申し訳ございません。そして、はい、すでにお分かりの方もいたようにインターンの仕業です。私たちはこれからも指導を続けていきたいと思います」
問題のメールは「総合テストメール#1」という件名で、本文は「このテンプレートは総合テストでのみ使用されます:というものだけだった。こういったミスは時に仕方なく発生するものだが、これに対して苦言を(「なぜこのようなことが起きたかという説明になっていない」「登録していないのにメールが来たのはなぜだ」など)呈する人もいるが、それよりも公的な場で「インターンのせいです」とその個人を責めるような謝罪文をよく思わないリプライが続出。むしろインターンをフォローしてあげるような「Dear Intern」という小さなムーブメントにまで広がった。「親愛なるインターンへ」と題して、人々が「自分もインターン時代こんなミスをしたよ、大丈夫だよ」という趣旨で様々な失敗談を投稿しているのだ。中には空メール送信を優に超えるものも。
例えば以前Spotifyに勤めていたという@daenneyさん「親愛なるインターンへ、僕は一度Spotifyを世界的にダウンさせたことがあります。しかも二度目も起こりかけました。僕のチームの人はそのことについて寛大で、今もこうして僕は生きていけています。総合テストを実行することで何かが壊れていないか確認することはとても良いことだし、物事の改善に役立つことです。頑張って!」
@mkewmanさん「親愛なるインターンへ、ただのメールじゃないか。少なくとも、コミュニティアクセステレビ局のサイクロングラフィックのアーカイブを誤って全消去したわけじゃない。 インターンの頃、コミュニティアクセステレビ局のサイクロングラフィックのアーカイブを誤って全消去したブロードキャストエンジニアより」
ほかにも様々な、そしてやばすぎて笑えてしまう失敗談が多く寄せられた本件。リプライ画面を見ているだけで、自分が今日犯してしまったミスに対する罪悪感も少しは薄れそうだ。
■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードなミックス。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆する。Instagram/Twitter