『グンダーマン』監督がドイツからメッセージ 「過去の歴史と向き合えるときが来ている」

『グンダーマン』監督からメッセージ

 東西ドイツ統一から約30年の月日が経った。本国ドイツでは、旧西ドイツ、旧東ドイツ出身で感想がそれぞれ違ったという。「生まれ育った場所、環境が違うのですから感想が違うのは当然だとは思います。でも、特にうれしかったのは、旧西ドイツの方々から、『今まで知ることがなかった東ドイツを知ることができた』という感想をいただけたことです。統一から約30年が経ち、多くの人が冷静に過去の歴史と向き合えるときが来ていると感じました」。

 最後にドレーゼン監督は、改めて初日に駆けつけた観客たちに感謝のメッセージ。続けて、監督自らが劇中でも歌唱されるグンダーマンの一曲を弾き語りで披露。観客からの拍手に包まれる中、トークイベントは幕を閉じた。

■公開情報
『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』
渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中
出演:アレクサンダー・シェーア、アンナ・ウンターベルガー
監督:アンドレアス・ドレーゼン
脚本:ライラ・シュティーラー
音楽:イェンス・クヴァント
配給:太秦
(c)2018 Pandora Film Produktion GmbH, Kineo Filmproduktion, Pandora Film GmbH & Co. Filmproduktions- und Vertriebs KG, Rundfunk Berlin Brandenburg
公式サイト:gundermann.jp

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「レポート」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる