マーヤ・ルドルフが『魔法にかけられて』続編のヴィランに 悪役への意気込みを語る

 2007年公開(日本公開は2008年)のディズニー映画『魔法にかけられて』の続編、『Disenchanted(原題)』の制作がついに始動し、続々とキャスティング情報も公開されてきた。そんな中、本作でのヴィランをマーヤ・ルドルフが演じることが明らかになった。

 『魔法にかけられて』といえば、日本でも大ヒットを記録した、アニメと実写の融合が特徴的なミュージカル映画。続編の企画は2010年頃からあったものの、脚本をめぐってプロダクションが難航していた。前作ではエイミー・アダムス演じるジゼルがアニメーションで描かれるおとぎ話の世界から現実世界に迷い込み、実際の世の中の厳しさを目の当たりにする。ラストでは自分を追いかけてきた王子ではなく、現実世界で出会ったシングルファザーと恋に落ち、結ばれてハッピーエンドを迎えた。14年以上をも時を経た続編では、“Midlife crisis(中年の危機)”が題材になるとのこと。

 そんな続編でマーヤ・ルドルフが演じるヴィランの詳細はまだ明かされていないが、もともと彼女は幼い頃からブロードウェイを夢見ていたこともあり、歌って踊れる女優。本作に出演するにあたって、Varietyでのインタビューで以下のように語っている。

マーヤ・ルドルフ公式インスタグラムより

「『魔法にかけられて』が10年以上も前の作品だということが信じられないですね。最初に観たとき、人類が素晴らしい功績を残したものだと感心しました。とにかく美しく作られた作品で、ユーモアのセンスも歌も完璧。そしてもちろん、エイミーが演じたジゼルは、他に演じられる人がいないと思うぐらいの完成度でした」

 ルドルフ自身、続編の監督を務めるアダム・シャンクマンとエイミー・アダムスのことを長年知っているそうだが、本作では悪役を務めるうえで、ヴィランを演じることの喜びと、大袈裟な演技を楽しむことをアピールしたそうだ。

「もし誰かが15年前ぐらいのタイミングで私に『悪役をやりたいか』と聞いたら、答えは『えーっ、わからない』でした。しかし、ここ数年で理解したことがあります。それは、いつでも“印象の強いキャラ”を演じることがもっとも楽しいということです。私が『サタデー・ナイト・ライブ』に出演していたとき、いつも番組プロデューサーのローン・マイケルズのオフィスに行って、『なんで私はただのガールフレンドや妻役ではなく、いつもウィッグを被った変なキャラばかりなの?』と文句を言ったことがあるんです。その時、彼は『君は妻役のようなものは演じたくないはずだよ。信じてくれ』と言いました。そして、それから数年、自分の友人が、尊敬する素晴らしい役者たちがそういった楽しくて、大きな、うまみのある役を演じている姿を見て、その言葉に納得したんです」

 『魔法にかけられて』は多数のディズニー作品のオマージュでも知られているが、ルドルフは自分自身もディズニーに登場する女性ヴィランが好きだと言う。さらに、最近ドラマの『ダイナスティ』にもハマっているようで、その影響からドラマチックな悪役を演じるのが楽しみで仕方ないらしい。

 コメディアンとしての手腕も知られている彼女だが、歌手として活動していたミニー・リパートン、作詞・作曲家のリチャード・ルドルフの娘ということだけあって、その歌唱力にも定評がある。そんな彼女の演じるヴィランに、期待が募るばかりだ。

■アナイス(ANAIS)
映画ライター。幼少期はQueenを聞きながら化石掘りをして過ごした、恐竜とポップカルチャーをこよなく愛するナードなミックス。レビューやコラム、インタビュー記事を執筆する。InstagramTwitter

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