スティーヴィー・ワンダーらが参加 クエストラブ初監督作『サマー・オブ・ソウル』公開決定
ドキュメンタリー映画『Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised) (原題)』が、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』の邦題で、ウォルト・ディズニー・ジャパン配給にて劇場公開されることが決定した。
本作は、今年1月に開催されたサンダンス映画祭のオープニング作品として上映され、ドキュメンタリー部門審査員大賞と観客賞をW受賞した音楽ドキュメンタリー映画。ウッドストックと同じ1969年の夏、160キロ離れた場所で、もう一つの歴史的な音楽フェスティバルが開催されていた。スティーヴィー・ワンダーやB.B.キングらブラック・ミュージックのスターが集結し、30万人以上が参加したこの夏のフェスの名は、“ハーレム・カルチュラル・フェスティバル”。その映像は、なぜか誰の目にも留まることなくその後約50年も地下室に埋もれたままになっていた。本作では、その歴史的映像の数々を映し出す。
4度のグラミー賞受賞者、エミネムやジェイ・Zのプロデューサーでもあるヒップホップ界の最重要人物アミール・“クエストラブ”・トンプソンが本作で映画監督としてデビュー。映像とともに当時の参加者たちの証言を織り込みながら、ドキュメンタリー映画として完成させた。
フェスの出演アーティストは、スティーヴィー・ワンダー、グラディス・ナイト、デヴィッド・ラフィン(ex ザ・テンプテーションズ)といった当時のヒットチャートを席巻中のモータウン勢から、B.B.キング、ハーヴィー・マン、マックス・ローチなどのブルース、ジャズ勢、さらにマへリア・ジャクソン、ザ・ステイプル・シンガーズ、ザ・エドウィン・ホーキンス・シンガーズといったゴスペルの最高峰から、さらにポップ、ラテン、アフリカまでを俯瞰したスターが勢揃い。映像では、スティーヴィー・ワンダーの若かりし頃、フェスの1年前に非業の死を遂げたキング牧師に捧げる、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンとメイヴィス・ステイプルズの熱唱、ウッドストックでもベスト・アクトの一つと称された当時人気絶頂のスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの圧巻のパフォーマンスを観ることができる。
なお、第93回アカデミー賞授賞式の音楽監督も務めたクエストラブは、授賞式に先立つイベント「Oscars : Into the Spotlight」で自ら予告編を世界に向けて初披露した。
予告編では、当時のパフォーマンスの数々とともに、当時の社会情勢が伺える映像の数々も織り交ぜられている。
■公開情報
『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
2021年公開
監督:アミール・“クエストラブ”・トンプソン
出演:スティーヴィー・ワンダー、B.B. KING、ザ・フィフス・ディメンション、ステイプル・シンガーズ、マヘリア・ジャクソン、ハービー・マン、デヴィッド・ラフィン、グラディス・ナイト・アンド・ザ・ピップス、スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーン、モンゴ・サンタマリア、ソニー・シャーロック、アビー・リンカーン、マックス・ローチ、ヒュー・マセケラ、ニーナ・シモンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised)
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