三浦翔平、岸本加世子、MEGUMIら、松坂桃李主演ドラマ『あのときキスしておけば』出演へ

『あのときキスしておけば』に三浦翔平ら

 4月30日よりテレビ朝日系て放送がスタートする松坂桃李主演の金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』。三浦翔平、岸本加世子、MEGUMIら共演者が一挙発表された。

 本作は、松坂史上・最ポンコツキャラが奔走する“入れ替わり”ラブコメディー。『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)、『恋する母たち』(TBS系)など数々の恋愛ドラマを世に送り出してきた脚本家・大石静の完全オリジナル作となる。

 松坂が演じる桃地のぞむは、とにかくポンコツで何かと不運な32歳の独身男性。勤務先のスーパーでも失敗ばかりで、出世願望も恋愛願望も特になし。唯一の趣味は、家にこもって大好きな漫画を読むことだった。ある日、そんな桃地がスーパーのレジでクレーマーに絡まれていたところを助けてくれたのが、大好きな漫画『SEIKAの空』の作者・蟹釜ジョーこと唯月巴。男性だと思っていた作者が実は女性で、しかもなんだか気に入られてしまったようで、いつの間にか家政夫のような使用人のような立場の高額なアルバイトまで依頼され、なんやかんやとしているうちに友達以上恋人未満な関係に。幸せの階段を一気に駆け上がり始めたかのように見えた桃地を待ち受けていたのは、突然の唯月の死。悲しみに暮れる桃地の前に、ひとりの見知らぬおっさんが現れ、「モモチ、私が巴なの」と告白する。

 三浦が演じるのは、『SEIKAの空』を連載している雑誌『週刊少年マキシマム』の副編集長・高見沢春斗。『SEIKAの空』連載当初からの担当で、作者・蟹釜ジョー(つまり巴)の一番の理解者でもある高見沢は、実は巴の“元夫”だったという設定だ。共にヒット作を生み出し、お互いの恥ずかしいあんなことやこんなことも知っているからこそ、両者の信頼関係は現在でも揺るぎないものとなっている。巴の突然の死に驚き、悲しみながらも、なぜか上がってき続ける『SEIKAの空』の原稿と、突然現れた桃地と、「あたしが蟹釜」と名乗る珍妙なおじさんの、なにやら隠し事がある様子に、疑念を抱き始める。

 巴の母・唯月妙を演じるのは、さまざまな映画・ドラマで“母親役”を演じてきている岸本。母1人子1人の家庭だったため、巴とはケンカもしながらもとても仲のいい母娘で、突然の娘の悲報に悲しみに暮れることになる。しかし、娘の葬式に現れた奇妙なおじさんに、泣きながら「ママー!!!」と叫ばれ、さらには家にまで押しかけられ、どうにも受け入れがたい事実と向き合わなくてはならず。娘を亡くしながらも現実を受け止め、前を向いて生きていく母親の姿を岸本が描く。

 そしてMEGUMIが演じるのは、巴の魂が入り込んでしまった“見知らぬおじさん”こと田中マサオの妻・田中帆奈美。実は謎に包まれた“田中”には、妻子がいた。ドラマが進むにつれ、衝撃の事実が発覚し、“田中家”の家族の物語にも桃地と巴は巻き込まれていくことになる。

 ほかにも物語を彩る個性豊かなキャラクターが明らかに。桃地の勤務先である『スーパーゆめはな』の青果売り場のリーダー的存在で、桃地に恋の助言を与える経験豊富なおばちゃん・郷田ひと子役には猫背椿、本社からやって来た嫌味でクセのつよいエグゼクティブスーパーバイザー・反町真二役には六角慎司、一見穏やかでいい人そうなのに実はある“闇”を抱える水出清美役には阿南敦子、そして青果売り場のベテランさんでつかみどころのない謎の女性・李善善役にはうらじぬのが顔を揃えた。

 高見沢が務める『週刊少年マキシマム』の編集部の顔ぶれも決定。編集長の生馬忠士役にはヨーロッパ企画の角田貴志、編集部員の木之崎眞役には『オオカミくんには騙されない』(ABEMA)で話題の藤枝喜輝、栗山まりえ役には2018年9月に『第2回ミス美しい20代コンテスト』グランプリを獲得した川瀬莉子、いつでもどこでもサスペンダーの田村恭平役には板倉武志といった俳優陣が名を連ねた。

 そして井浦演じるマサオとMEGUMI演じる帆奈美の息子・優太郎を演じるのは、窪塚愛流。俳優・窪塚洋介の息子であり、モデル・俳優として活躍する窪塚が、テレビ朝日のドラマに初出演する。

(上段左から)阿南敦子、猫背椿、六角慎司、(中断左から)窪塚愛流、藤枝喜輝、川瀬莉子、(下段左から)角田貴志、うらじぬの、板倉武志

コメント

三浦翔平(高見沢春斗役)

最初に台本を読んだときに、「面白いなぁ」って感じたのが第一印象でした。桃地と巴の関係、そしてそこに入れ替わってしまったオジ巴が入って、どうやって物語が進んでいくんだろう、と大石先生が描かれる物語にすごく引き込まれました。ファンタジーでありながら、すごくコメディーな部分もあり、でもしっかりと人間味のある部分も描かれていて…。巴の魂が入ってしまった田中マサオの家族の問題ものちに描かれていくのですが、そこも笑えながらもちょっとほろっとくる場面もあったりして、いろいろな要素が盛り込まれている面白さがあると思いました。
僕が演じる高見沢は、巴の“元夫”という立場でもあり、大ヒット作品である『SEIKAの空』をともに作り上げてきた人物でもあるんですよね。夫婦だった2人の関係がなぜ壊れてしまったのか、も後にわかってきますし、巴が亡くなってしまったと聞いた後も、どこかで生きているんじゃないかと思いながら模索する姿など、感情の動かし方を楽しんで行けたらいいなと思っています。
自分の元妻でもあった女性が亡くなってしまって、しかもその魂が知らないおじさんのところに入っているなんて絶対戸惑いますし、驚きますよね(笑)。そういう部分も、真剣にやればやるほど面白いのかなって思います。お三方とも初めてご一緒するので、楽しみ! いい化学反応が起きたらいいなと思っています!

岸本加世子(唯月妙役)

最初に企画をいただいたとき、「セレブで美人の漫画家が見知らぬおじさんの身体に入ってしまうけれど、心はそのまま」というストーリーがどんな風に展開していくのか、すごく興味がわきました。
私が演じる妙は、娘を溺愛する母。突然おじさんになってしまった娘の巴とどう向き合い、どのようにして現実を受け入れていくのか、とても楽しみでワクワクしています。
今回は本当に珍しいことに、ほぼすべてのキャストの皆さんと初共演です。とても新鮮で、楽しみしかありません。
松坂桃李さんのポンコツ、井浦新さんのヒロイン(笑)もチャーミング度満点でステキです。

MEGUMI(田中帆奈美役)

ハチャメチャな面白設定の後に漂う大切な人を想う温もり。のちの教科書に載るような時代を生きる私たちの指針になるような作品に参加出来ること、とてもうれしく思います。
私が演じる帆奈美は、アロハを着て気合いもたっぷり入ったハートフルな母ちゃん。懐の深い、ステキな女性です。
井浦新さんとの夫婦、しかもおかしな夫婦ですが、そんな中にも心を通わせられることを楽しみにしています。そして、麻生久美子さん、可愛いです。

■放送情報
『あのときキスしておけば』
テレビ朝日系にて、4月30日(金)スタート 毎週金曜23:15〜放送(一部地域で放送時間が異なる)
出演:松坂桃李、麻生久美子、井浦新、三浦翔平、岸本加世子、MEGUMI、猫背椿、六角慎司、阿南敦子、うらじぬの、角田貴志、藤枝喜輝、川瀬莉子、板倉武志、窪塚愛流
脚本:大石静
演出:本橋圭太、日暮謙、YukiSaito
ゼネラルプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:貴島彩理(テレビ朝日)、本郷達也(MMJ)
制作:テレビ朝日、MMJ
(c)テレビ朝日

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