ハーモニー・コリン監督最新作の公開日が4月30日に 邦題は『ビーチ・バム まじめに不真面目』
ハーモニー・コリン監督の最新作の邦題が『ビーチ・バム まじめに不真面目』に決まり、4月30日よりキノシネマみなとみらい・立川・天神ほかにて全国順次公開されることが決定した。
本作は、『スプリング・ブレイカーズ』以来7年ぶりとなるコリン監督の最新作。ムーンドッグは、かつて一冊だけ出版した詩集が成功し、天才と絶賛されていた詩人。しかし、その後は長らく大富豪の妻に頼り、酒とマリファナと女、太陽と海、船をこよなく愛し、ハウスボートでのパーティなどお祭り騒ぎの放蕩生活を送っていた。フロリダの太陽と海のもと、自由気ままに日々楽しんでいたムーンドッグだったが、ある事件がきっかけで、新しい詩集を出版しなければ無一文のホームレスになるという窮地に陥る。
なお、邦題の副題は、37年来の仲である、みうらじゅんと町山智浩の、1時間あまりに渡る弾丸トークをもとに決まった。映画を一早く鑑賞したみうらと町山は、主人公ムーンドッグは根が真面目で、実は細かいことを気にしてしまう性格だから、照れ隠しでふざけたキャラクターを演じていると指摘。「実はまじめに不真面目を貫くって大変なんだよね」と、みうらと町山の意見が一致し、そこからこの邦題が生まれたという。
別の邦題候補として、みうらは、主人公が詩人(ポエマー)であり、ヒッピーでもあることから、ポエマーとヒッピーを掛け合わせた造語“ポエッピー”を編み出し『ハッピー・ヒッピー・ポエッピー』という案を。町山は、この浮世離れした主人公を一言で表し『渚の解脱マン』と名付けた。2人の邦題が入った2種のチラシは、映画館のチラシラックに設置される。詳細は映画の公式Twitterに掲載される。2人のトークの詳細は4月26日発売『週刊文春 CINEMA!』誌上で掲載される予定だ。
あわせてポスタービジュアルも公開。マコノヒー演じる元天才詩人のムーンドッグが、毎日どんちゃん騒ぎのパーティをしているハウスボートの上で、満面の笑みを浮かべる場面が切り取られている。キャッチコピーには、劇中の印象的なセリフ「Fun is a Fucking Gun」と、その意訳「楽しんで生きるのは、闘いだ」が採用された。トランプ前大統領の誕生がきっかけで本作の構想を思いついたというコリン監督が、本作に込めた力強いメッセージでもある。
■公開情報
『ビーチ・バム まじめに不真面目』
4月30日(金)より、キノシネマみなとみらい・立川・天神ほか全国順次公開
出演:マシュー・マコノヒー、スヌープ・ドッグ、アイラ・フィッシャー、ステファニア・オーウェン、ザック・エフロン、ジョナ・ヒル、マーティン・ローレンス、ジミー・バフェット
監督・脚本:ハーモニー・コリン
撮影:ブノワ・デビエ
美術:エリオット・ホステッター
編集:ダグラス・クライス
衣装:ハイディ・ビヴェンス
音楽:ジョン・デブニー
提供:木下グループ
配給:キノシネマ
2019年/アメリカ/95分/カラー/シネスコ/原題:The Beach Bum/字幕翻訳:平井かおり
(c)2019 BEACH BUM FILM HOLDINGS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
公式サイト:movie.kinocinema.jp/works/beachbum/
公式Twitter:https://twitter.com/BeachBum_jap