芳根京子が若手編集者、永作博美がベテラン記者に 三島有紀子演出『半径5メートル』放送へ
芳根京子と永作博美が共演するNHKドラマ10『半径5メートル』が、4月30日より放送されることが決定した。
本作は、女性週刊誌の迷コンビが、女性たちの「もやもや」から人生の機微と時代に迫るヒューマンドラマ。若手編集者・風未香と、型破りなベテラン記者・宝子のバディが、どんな題材でも「わがごと」として取り上げ、女性読者の琴線に訴えていく。
若手編集者の風未香を芳根、ベテラン記者の宝子を永作が演じるほか、毎熊克哉、真飛聖、山田真歩、北村有起哉、尾美としのりらがキャストに名を連ねた。脚本は、数々のヒット作を生み、今回16年ぶりにNHKドラマを手がける橋部敦子。チーフ演出は、映画監督・三島有紀子が務める。
コメント
芳根京子
週刊誌の編集者、前田風未香役を演じさせていただきます。その中でも、今回は二折に注目した物語になります。二折とは普段生活をしている中で身近なこと、半径5メートルで起きていることを記事にしていくお仕事です。
永作さん演じるベテラン記者の宝子さんとバディを組んで、振り回されながらもどんどん成長する風未香を見守ってください!
そして実際に聞いたことのあるような出来事が色々と出てくるので私自身とても興味深いです。クスッと笑いながらズシッと感じてもらえたら嬉しいです。
永作博美
生きる事って大変なんだな、と思わずにはいられない今日この頃。
運試しのような気分にもさせられます。はてどんな努力が必要なんでしょうかねぇ。力抜いて先に進めるならそうしたい。
頭の片隅に長いこと住み着いているモヤモヤをノックする時ですかね。「半径5メートル」狭いようでたっぷり詰まってるこの範囲と、スタッフと共にゆっくりと対峙していけたらと思っています。誰かの何かの手助けになればと祈る気持ちです。でも…きっとそうします。楽しみに待っていて下さい。
橋部敦子(作)
情報が溢れかえる時代。
何が正解なのかを探したところで答えは出ません。
人は、正解がないことを知っているから、正解を探そうとするのかもしれません。
正解を誰かに教えてもらうのではなく、自分の視点を持ち、自分で考え、自分なりの正解を作り出していくことが必要とされる今、素敵なキャスト、スタッフのみなさんと共に、この物語をお届けできることを、とても嬉しく思います。
三島有紀子(演出)
世界はいつも居心地がいい訳じゃない。だから下を向いて歩く。足元の花や小石や水たまりの月を見つけて考える。なぜ、ここにあるのか? なぜ、自分はここにいるのか? なぜ、つらいのか。
いくつもの“なぜ”が生まれる。身のまわりの“なぜ”を解き明かすと真実が見える気がする。そして願うのだ。新しい世界へと進む扉を見つけられますように。ストーリーはいつだって、あなたのまわり半径5メートルから生まれる。
いつかご一緒に作品を作りたいと願っていた芳根京子さん、永作博美さん、すべての出演者、そしてスタッフと、そんなドラマを届けたいと思う。
※記事初掲時に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
■放送情報
NHKドラマ10『半径5メートル』
NHK総合にて、4月30日(金)スタート 22:00〜22:44放送(連続10回)
作:橋部敦子
演出:三島有紀子、岡田健、北野隆
音楽:田中拓人
出演:芳根京子、毎熊克哉、真飛聖、山田真歩、北村有起哉、尾美としのり、永作博美ほか
制作統括:勝田夏子、岡本幸江
写真提供=NHK