夏帆×宮沢氷魚『星とレモンの部屋』3月19日放送 脚本は創作テレビドラマ大賞受賞の佃良太
夏帆と宮沢氷魚が共演する特集ドラマ『星とレモンの部屋』が、3月19日にNHK総合にて放送されることが発表された。
本作は、「第44回創作テレビドラマ大賞」を受賞した佃良太作によるオリジナルドラマ。近年社会的な問題となっているひきこもり家族の「8050問題」。“老いた両親が亡くなった後に子供たちがその死体と暮らしていた”といういくつもの痛ましい事件をベースに、チャットで知り合ったひきこもりの男女に起きる、ある1日を描く。
ひきこもり歴18年の里中いち子を夏帆、いち子とチャットで知り合う同じひきこもりの青年・涼を宮沢が演じる。
情報発表にあわせて、夏帆と脚本の佃よりコメントが寄せられた。
コメント
夏帆(里中いち子役)
ひとつひとつの台詞がとても丁寧で繊細で、素敵な脚本だと思いました。
引きこもり、と聞くと、犯罪者予備軍だとか、怠惰な人たちだとか、いわゆるステレオタイプのイメージが浮かんでしまうと思います。
でもそういう人たちはごく少数で、彼らは世間から圧迫された被害者なのだと、人一倍繊細ないち子を演じていて感じました。
生きづらさを抱えている人たちに、少しでも光が見えるような、そんなドラマになっていたら嬉しいです。
佃良太(脚本)
たくさんの方々のお力添えで放送を迎えることができます。特に、脚本をお読みいただき、様々なご意見と、胸中を語ってくださったひきこもり当事者の皆様。本当に感謝しております。このドラマは、決して「ひきこもり当事者の悲惨さを描く物語」ではありません。このドラマは、ひきこもり当事者の真摯な生き様を通して「生きる愛しみに手を伸ばす物語」です。是非、ご覧いただけると幸いです。
■放送情報
特集ドラマ 創作テレビドラマ大賞『星とレモンの部屋』
NHK総合にて、3月19日(金)22:00〜放送
出演:夏帆、宮沢氷魚、田中哲司、原田美枝子
作:佃良太
音楽:macaroomと知久寿焼
演出:福井充広(NHKエンタープライズ)
制作統括:高橋練(NHKエンタープライズ)、岡本幸江(NHK)
写真提供=NHK