駿河太郎、『麒麟がくる』に登場 敵対する役柄の吉田鋼太郎との芝居に「僕自身もとても楽しみです」
毎週日曜日に放送されている大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)。このたび、駿河太郎よりコメントが寄せられた。
本作は、大河ドラマ第29作『太平記』の池端俊策が脚本を手掛けた戦国時代劇。織田信長の家臣として知られ、日本史の一大事件のひとつ「本能寺の変」を起こした智将・明智光秀(長谷川博己)を主役とし、その謎めいた半生に光を当てていく。
11月15日の放送の第32回より登場する駿河が演じるのは、松永久秀(吉田鋼太郎)と対立する、もと大和興福寺の衆徒・筒井順慶。のちに光秀の与力となるが、史実では本能寺で光秀を裏切る。
駿河は松永久秀を演じる吉田鋼太郎と対立する役柄ということで、「久秀と関わるシーンも多くなると思いますので、どういうお芝居になっていくのか僕自身もとても楽しみです。僕はどれだけ鋼太郎さんがふざけてもふざけないと心に決めています(笑)」と吉田との共演を心待ちにしていることを明かす。
光秀と順慶との出会いのシーンについては、「展開がとてもスリリングですし、演じる際は、駆け引きの『間』を意識しながら演じました」と撮影を振り返っている。
駿河太郎(筒井順慶役)コメント
筒井順慶は地元の方にすごく愛されてた人ということで、武将としての駆け引きの部分と人としてのおおらかさを意識して演じています。特殊メイクや衣装などからも、単なるお坊さんではなくちゃんと武将に見えるようにしています。
順慶は松永久秀と敵対する役ですが、吉田鋼太郎さんとご一緒できるのはすごく楽しみです。視聴者目線で見ているかぎり、鋼太郎さんは結構自由に演じていらっしゃるので、あそこまでお芝居を楽しめるのはすばらしいし、見習わないといけないなと思っていますが、一方で順慶はちゃんと演じないといけないなと……。順慶は若くして1つの国を治めてきているので、松永だけではなく誰かと相対したときには、凜とした強さが必要ではないかと思っています。今後、久秀と関わるシーンも多くなると思いますので、どういうお芝居になっていくのか僕自身もとても楽しみです。僕はどれだけ鋼太郎さんがふざけてもふざけないと心に決めています(笑)。
本能寺の変のあと、順慶は光秀を助けようとしていますが、最終的には秀吉側についたそうです。ドラマの中でどのように描かれるかまだ分かりませんが、自国のことや筒井家のことを考えて苦渋の決断を迫られて決断したと、ただ単に光秀を裏切ったのではない展開になっていると嬉しいです。
順慶が初登場する第32回は、光秀と順慶との出会いが描かれます。光秀と鉄砲を巡って駆け引きをしますが、その場で、自分の損得を考えながら瞬時に判断していきますので、展開がとてもスリリングですし、演じる際は、駆け引きの「間」を意識しながら演じました。普段は間を詰める演技が多いのですが、演出の方からも「存分に間を取ってください」とおっしゃっていただきまして、とても新鮮でした。是非注目してご覧いただきたいと思います。
■放送情報
大河ドラマ『麒麟がくる』
NHK総合にて、毎週日曜20:00〜放送
BSプレミアムにて、毎週日曜18:00〜放送
BS4Kにて、毎週日曜9:00〜放送
主演:長谷川博己
作:池端俊策
語り:市川海老蔵
音楽:ジョン・グラム
制作統括:落合将、藤並英樹
プロデューサー:中野亮平
演出:大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/kirin/
公式Twitter:@nhk_kirin