川口春奈は“95年世代”天性のヒロイン!? 『極主夫道』母親役で発揮された自然体な魅力
川口演じる美久は、デザイナーとして働くバリバリのキャリアウーマンで、龍や娘を友達のように接する優しい妻。しかし、遅刻しそうで急いでいる時に、タンスの角に足の指をぶつけて叫んだり、ハンバーグを作るつもりが、キッチンをグチャグチャにして誰かに襲われたように倒れていたり、洗濯物を畳む手伝いを自ら率先してやるも、投げ捨てるように雑にたたみ、3枚ほどで大仕事を終えたように「喉乾いた」とすぐに離脱するなど、家事全般がとにかく苦手。また、ライチを見て「何それ、きっしょ!」と突然言葉遣いが悪くなったり、龍が結婚する時に「二度と人と揉め事はしない」と言ったにも関わらず、向日葵に「今日ヤクザの人と喧嘩した」と告げ口されると、龍に凄み、龍はけじめとして指をつめようとするも後ろから首を絞め、ラリアットでなぎ倒すワイルドな一面も。それでいて、龍の行動を理解し、笑顔で見守る姿がとても優しく魅力的なのは、これまで培ったきたヒロインとしてのキャリアあってこそだろう。川口がいつの間にか母親役を演じるようになったのもどこか感慨深いものがある。
川口と同じ1995年生まれの女優は、土屋太鳳、松岡茉優、奈緒、川栄李奈、佐久間由衣、早見あかり、馬場ふみか、森川葵など、主役も脇役もできる実力派揃いの逸材ばかりだが、『極主夫道』を観て川口に感じたものは、天性のヒロイン感。自分だけでなく、しっかり相手も光らせることで、ドラマ全体に安心感が生まれる。川口にこれまで純愛ものでの起用が多い理由の一つでもあるのではないか。本作は濃いキャラが多く登場するが、だからこそとことん天然の美久が面白く、そして何より幸せな家族の愛情が伝わる。一風変わった作風の本作でもやはり川口は、観ていてこちらが思わず笑顔になってしまう“ヒロイン”なのだろう。
■放送情報
『極主夫道』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30~23:25放送
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、中川大輔、片岡久迪、水橋研二、本多力、新津ちせ、橋本じゅん、滝藤賢一、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ『極主夫道』(新潮社『くらげバンチ』連載中)
脚本:宇田学ほか
監督:瑠東東一郎ほか
チーフプロデューサー:前西和成
プロデューサー:中山喬詞、小島祥子、清家優輝(ファインエンターテイメント)
共同プロデューサー:池田健司(日本テレビ)
制作協力:ファインエンターテイメント
制作著作:読売テレビ
(c)読売テレビ
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