“おじさん”がモチーフの作品も誕生 大森南朋、堺雅人ら、ドラマで活躍する40代以降の俳優たち

ドラマのモチーフにもなる“おじさん”の魅力

 そして、『コンフィデンスマンJP プリンセス編』での柴田恭兵や、今秋に続編放送が決まった『ルパンの娘』(フジテレビ系)や『パパ活』(dTV・FOD)での渡部篤郎などが強烈な色香で作品を彩る。現在CMで引っ張りだこの安田顕や、『相棒』シリーズ(テレビ朝日系)で活躍する水谷豊。さらに国外にも目を向ければ、2015年に『レヴェナント:蘇えりし者』で悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオや、『アベンジャーズ』シリーズに出演するトム・ヒドルストンなども存在し、海を越えたイケオジ探しも楽しめる。

 こうした40代以降の俳優が織りなすエンタメは年々勢いを増しているように感じる。ドラマ、映画でも中年期以降の男性にフォーカスしたものが増え、見出しにも「おじさん」というワードが増えてきた。2020年は『私の家政夫ナギサさん』を筆頭に、イケオジたちがさらなる大躍進を遂げるのか、期待が膨らむ。

■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter

■放送情報
火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』
TBS系にて、毎週火曜22:00〜放送
出演:多部未華子、瀬戸康史、眞栄田郷敦、高橋メアリージュン、宮尾俊太郎、平山祐介、水澤紳吾、岡部大(ハナコ)、若月佑美、飯尾和樹(ずん)、夏子、富田靖子、草刈民代、趣里、大森南朋
原作:『家政夫のナギサさん』(四ツ原フリコ著/ソルマーレ編集部)
脚本:徳尾浩司
演出:坪井敏雄、山本剛義
プロデューサー:岩崎愛奈(TBSスパークル)
製作:TBSスパークル、TBS
(c)TBS
(c)四ツ原フリコ/ソルマーレ編集部

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