『半沢直樹』香川照之、“一族をかけた戦い”を宣言! 「いとこまで土下座を食らうわけには」

香川照之が半沢直樹との“一族をかけた戦い”

 尾上と今田は、今年放送されたスピンオフ作品からの参加。尾上は「堺さんはセリフが多いのに、本当に噛まないんですよ。“緊張感とチーム力”という感覚があって、良いムードと緊張感が混在している感じ。ただ、(キャストの)色がそれぞれ出まくっていて、自分が不安になる」と吐露すると、堺は「大丈夫ですよ。松也さんがお芝居をした時の監督の顔がすごくいい。大喜び」と太鼓判。

 「緊張感で押しつぶされそうになっていたんですけど、みなさん、カメラが回っていない時の温かさがすごくて、安心感があって。なんと言って良いかわからないんですけど、すごく“フゥワッ”てなります(笑)」と話す今田には、「フゥワッとね!」と、キャストたちから優しい眼差しが向けられていた。

 さらに、新キャストの市川が「現場では(いとこの)香川さんに、保護者のように付き添っていただいて。手取り足取り教えていただいたので、安心感があった」と語ると、香川は照れ笑い。ファーストカットから注目のシーンに仕上がっているといい、香川も「前回、僕は土下座を食らっているわけだから、うちのいとこまで土下座を食らうわけにはいかない。一族をかけた戦いなわけですよ、半沢直樹に対して」と語気を強めると、堺は「重たいものと戦ってる感じはしてた」とにっこり。また、顔合わせを欠席した市川に代わり、香川が代役を務めたという秘話も明かされ、堺は「そのうち香川さんと猿之助さんのシーンが出てきて、何が何だかわからなくなってた」と笑った。

 前作から、7年ぶりの続編となる本作。当時は27歳で“ギャルっぽかった”という上戸は、役作りについて監督から「銀行員の奥さんに見えないほうがいいから、そのままのあなたでいてくださいと言われて、挑戦してみようという気持ちになれた」と回顧。「今回も初日から“ラブラブか”って言われるくらい、直樹と良いシーンを作り上げることができている。堺さんがアドリブをいっぱい出してくださるので、そこでいかにイチャイチャできるかが勝負」と意気込んだ。

 最後に堺は「ガイドラインに従って、安全に気をつけながら撮影はしております。でも、ぶつかる力を弱めるという選択肢は我々にはありません」と宣言。「この時代に頑張れることが幸せ。頑張りたくても頑張れない人も、いっぱいいると思う。その幸せを噛みしめながら、残りの撮影も頑張ります」と決意を新たにした。

■放送情報
日曜劇場『半沢直樹』
TBS系にて、7月19日スタート 毎週日曜21:00~21:54放送 ※初回25分拡大
出演:堺雅人、上戸彩、及川光博、片岡愛之助、賀来賢人、今田美桜、池田成志、山崎銀之丞、土田英生、戸次重幸、井上芳雄、南野陽子、古田新太、井川遥、尾上松也、市川猿之助、北大路欣也(特別出演)、香川照之、江口のりこ、筒井道隆、柄本明
演出:福澤克雄、田中健太、松木彩
原作:池井戸潤『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』(ダイヤモンド社)、『半沢直樹3 ロスジェネの逆襲』『半沢直樹4 銀翼のイカロス』(講談社文庫)
脚本:丑尾健太郎ほか
プロデューサー:伊與田英徳、川嶋龍太郎、青山貴洋
製作著作:TBS
(c)TBS

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