アップリンク、6月1日営業再開&鑑賞料金一部改定へ 『エンドレス・ポエトリー』など500円上映も

アップリンク、鑑賞料金一部改定へ

 アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺が6月1日から営業再開されることが決定。また、鑑賞料金の一部改定と、6月1日の劇場再開初日にはアップリンク配給傑作選を一律500円で上映することが発表された。

 新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言に伴い、4月8日から臨時休館していたアップリンク渋谷とアップリンク吉祥寺。今回の営業再開は、5月29日に小池百合子東京都知事が会見で、東京都が3段階に分けて実施する休業要請の緩和措置ロードマップを6月1日から「ステップ2」に移行することを発表したことで決まった。

 6月1日の劇場再開初日には、アップリンク渋谷で『リアリティのダンス』『エンドレス・ポエトリー』『ホドロフスキーのDUNE』のアレハンドロ・ホドロフスキー関連作品の3作が、アップリンク吉祥寺で『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』のグザヴィエ・ドラン監督の2作品、アニエス・ヴァルダとJRが共同監督を務めた『顔たち、ところどころ』、ロウ・イエ監督の『スプリング・フィーバー』、そして黒沢清監督の『アカルイミライ』の5作品が、鑑賞料金500円で上映される。

 また、鑑賞料金が改定されることも発表。アップリンク渋谷では6月2日鑑賞分から一般鑑賞料金が1,800円から1,900円に、アップリンク渋谷とアップリンク吉祥寺では6月12日鑑賞分からアップリンク会員平日鑑賞料金が1,000円から1,100円に変更となる。鑑賞料金改定に際して、「アップリンクでは、お客様が映画を観ていただきやすいように、現行の鑑賞料金の維持に努めて参りましたが、この度の新型コロナ感染拡大による営業自粛における負担増によりこれまで通りの運営が困難であると判断し、アップリンク渋谷の一般鑑賞料金を、かねてから予告させていただいておりましたアップリンク会員の平日料金の改定を実施いたします」とコメントが発表されている。

 また、営業再開に際しての感染防止対策措置もアナウンスされた。詳細は以下のとおり。

アップリンク吉祥寺、アップリンク渋谷 感染防止対策

感染予防措置について

・全スタッフのマスク着用
・一部スタッフのゴム手袋着用
・スタッフの手洗い・手指消毒・うがいの徹底
・飛沫感染防止用ビニールシートの設置
・劇場入口・ロビー・トイレ・受付・発券機等に消毒液を設置
・予約発券機、券売機、扉、手すり、トイレ等、お客様の手が触れる箇所の消毒・清掃の強化
・館内換気の強化
・トイレのハンドドライヤー使用中止
・金銭授受は手渡しを行わず、キャッシュトレイを使用
・キャッシュトレイは使用ごとの消毒の徹底
・飛沫感染防止のため、左右1席ずつ間隔を空ける
・ソーシャルディスタンス確保のため、ステップマークを設置
・フード販売の一時見合わせ
・ドリンクは個包装のストローを提供
・施設の管理・運営に必要な最小限度の人数とするなど、ジョブローテーションを工夫する。

お客様へのお願い

・接触感染・飛沫防止のため、オンラインでの購入およびQRコードでの発券、キャッシュレス決済を推奨致します。(ただし、前売券・ご招待券は窓口のみでのお取り扱いとなります)
・ご来館前には検温など体調管理のご協力をお願い致します。発熱、咳などの症状がある場合は、ご来場をお控え下さい。
・体調不良のお客様、ご来場をお止めになるお客様は、当面の間チケットの払い戻しをさせていただきます。ただし上映後の払い戻しは対象外となりますので予めご了承ください。
・ご来場の際にはマスクの着用をお願い致します。
(窓口でマスクを販売しておりますので、マスクをお持ちでないお客様はスタッフまでお声掛けください)
・手洗いや手指消毒、咳エチケットのご協力をお願い致します。
・整列時や入退館時、ロビーソファー、ハイテーブル、エレベーター使用時のソーシャルディスタンスの確保など、感染予防および拡散防止に可能な限りご配慮ください。
・過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域に訪問歴がある場合は、ご来場を控えていただきますようお願い致します。
・館内でのお客様同士の会話は、最小限にとどめていただきますようお願い致します。
・マーケットで商品をお手に取る場合は手指消毒のご協力をお願い致します。
・接触感染・飛沫防止のため、扉が開いてからのご退場にご協力をお願い致します。
・スタッフは運営に必要な最小限度の人数となります。お客様にはご不便をおかけいたしますが何卒ご理解ご協力のほどお願い致します。

■施設概要
「アップリンク渋谷」
住所:東京都渋谷区宇田川町37-18トツネビル1F/2F
公式サイト:https://shibuya.uplink.co.jp/

「アップリンク吉祥寺」
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目5-1パルコ地下2階
公式サイト:https://joji.uplink.co.jp/

『リアリティのダンス』
『ホドロフスキーのDUNE』
『顔たち、ところどころ 』
『スプリング・フィーバー』
『わたしはロランス』
『アカルイミライ』
『トム・アット・ザ・ファーム』
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『リアリティのダンス』
『ホドロフスキーのDUNE』
『顔たち、ところどころ 』
『スプリング・フィーバー』
『わたしはロランス』
『アカルイミライ』
『トム・アット・ザ・ファーム』
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【アップリンク渋谷 上映作品概要】

『ホドロフスキーのDUNE』
出演:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セドゥー、H・R・ギーガー、クリス・フォス、ブロンティス・ホドロフスキーほか
プロデューサー・監督:フランク・パヴィッチ
配給:アップリンク/パルコ
2013年/アメリカ/90分/英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語/カラー/16:9/DCP

『リアリティのダンス』
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキープロデューサー:ミシェル・セドゥー
出演:ブロンティス・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、イェレミアス・ハースコヴィッツ、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキーほか
音楽:アダン・ホドロフスキー
衣装デザイン:パスカル・モンタンドン=ホドロフスキー
配給:アップリンク/パルコ
2013年/チリ・フランス/133分/スペイン語/カラー/1:1.85

『エンドレス・ポエトリー』
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
撮影監督:クリストファー・ドイル
音楽:アダン・ホドロフスキー
出演:アダン・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、ブロンティス・ホドロフスキー、レアンドロ・ターブ、アレハンドロ・ホドロフスキーほか
配給:アップリンク
2016年/フランス・チリ・日本/128分/スペイン語 /1:1.85/5.1ch/DCP

【アップリンク吉祥寺 上映作品概要】

『アカルイミライ』
監督・脚本・編集:黒沢清
出演:オダギリジョー、浅野忠信、藤竜也、笹野高史、白石マル美、りょう、加瀬亮、小山田サユリ、はなわ、森下能幸、佐藤佐吉、三島ゆたか、松山ケンイチ、ユージ(永井有司)
プロデューサー:浅井隆、野下はるみ、岩瀬貞行
エグゼクティブプロデューサー:浅井隆、小田原雅文、酒匂暢彦、高原建二
アソシエイトプロデューサー:藤本款
音楽:パシフィック231(蓮実重臣、三宅剛正)
主題歌:THE BACK HORN「未来」
配給:アップリンク
アカルイミライ製作委員会:アップリンク、デジタルサイト、クロックワークス、読売テレビ
2002/日本/115分

『スプリング・フィーバー』
監督:ロウ・イエ
出演:チン・ハオ、チェン・スーチョン、タン・ジュオ
配給:アップリンク
2009/中=仏/115分/HD/1:1.85/Color/Dolby SRD

『わたしはロランス』
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ
配給:アップリンク
2012年/168分/カナダ=フランス/1.33:1/カラー/原題:Laurence Anyways

『トム・アット・ザ・ファーム』
監督・脚本・編集・衣装:グザヴィエ・ドラン
原作・脚本:ミシェル・マルク・ブシャール
音楽:ガブリエル・ヤレド
出演:グザヴィエ・ドラン、ピエール=イヴ・カルディナル、リズ・ロワ、エヴリーヌ・ブロシュ
配給:アップリンク
2013年/カナダ=フランス/102分/フランス語/カラー/1:1.85/DCP/原題:Tom a la ferme

『顔たち、ところどころ 』
脚本・監督・出演:アニエス・ヴァルダ、JR
音楽:マチュー・シェディッド(-M-)
字幕翻訳:寺尾次郎
配給:アップリンク
2017年/フランス/89分/1.85:1/5.1ch/DCP

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