岡田健史と清原果耶が兄妹役に 堤真一×石田ゆり子『望み』ティザービジュアルも公開

岡田健史と清原果耶が『望み』で兄妹役に

 堤真一と石田ゆり子が共演する堤幸彦監督最新作『望み』。岡田健史、清原果耶、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太の出演が新たに発表され、ティザービジュアルが公開された。

 本作は『クローズド・ノート』『検察側の罪人』の雫井脩介原作による同名小説を『SPEC』シリーズ、『十二人の死にたい子どもたち』の堤幸彦監督が映画化するサスペンス・エンターテインメント。

 一級建築士の石川一登(堤真一)は、自らデザインした優雅な邸宅で、妻・貴代美(石田ゆり子)や子供たちと幸せな毎日を送っていた。高校生の息子が無断外泊をした夜、同級生が殺害される事件が起きる。それきり連絡が途絶えてしまった息子は事件への関与を疑われていくが、もう一人殺されているという噂が流れる。愛する我が子は犯人か、それとももう1人の被害者なのか、極限の家族愛を描く。

 今回、劇中の石川家の家族と一家を取り巻く重要人物を演じた個性豊かなキャスト陣が発表された。高校生の長男・規士を、ドラマ『中学聖日記』(TBS系)でデビューした岡田が演じる。そして、長女・雅役を演じるのは、第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞、第44回エランドール新人賞を受賞した清原。兄を家族として心配しながらも、将来への不安で押しつぶされそうになる妹を演じる。そのほか、事件の真相を暴くために石川家に巧みに入り込み独自の取材を進める記者・内藤役で松田、事件を捜査する刑事・寺沼役で加藤、貴代美の母・扶美子役で市毛、一登の取引先である建設会社の社長・高山役で竜が出演する。

 あわせて公開されたティザービジュアルでは、幸せそうな石川家のポートレイトが披露された。笑顔でいっぱいの家族の中に一人だけ暗い表情で下をうつむく息子の姿がある。そして、鮮やかにペンキが飛び散った跡と「愛する息子は殺人犯か、被害者か。」というコピーが綴られている。

コメント

岡田健史

この度、映画『望み』で規士役を演じさせて頂きました岡田健史です。実は『望み』に関しては原作から読ませて頂いていてこの作品の大ファンでした。その作品の映画化に関われたことを心から感謝しております。規士を演じた僕が現時点で語れることはかなり限られていますので、皆様にはこれだけ伝えさせて頂きます。是非、劇場で観てください。愛とは、親子とは、人とは、いろんな事を考えさせられる作品です。たとえ、親子であっても子供は親の所有物ではない。人は孤独でしかない。その中で互いを愛し、愛され合うという儚さ、愛おしさを感じて頂けたら幸いです。

清原果耶

自分がどう生きていけるか、今この状況をどう切り抜けるか。私が演じたのは本能的にそれをやってのける女の子です。それがこの家族の中で生きている彼女なりの選択、だと考えれば共感も出来て受け止める事が出来ました。とにかく積み重ねの日々で、堤監督が溢れんばかりの熱量で導いて下さるのがとても有り難かったです。共演させて頂いた堤さん、石田さん、岡田さんとは空き時間に「昨日の晩ご飯何食べた?」なんて他愛もないお話をしたりしたのですが和やかで暖かいその雰囲気が色んな意味で拠り所になっていたようにも思います。それぞれの『望み』の形と、辿り着く先を一緒に迎えて下されば幸いです。

■公開情報
『望み』
10月全国公開
出演:堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶、加藤雅也、市毛良枝、松田翔太、竜雷太
監督:堤幸彦
原作:雫井脩介(角川文庫刊)
脚本:奥寺佐渡子
配給:KADOKAWA
(c)2020「望み」製作委員会
公式サイト:nozomi-movie.jp

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる