NHKテレワークドラマはいかにして生まれた? 見どころは“貢献度120%”の俳優たちの熱演

NHKテレワークドラマ製作の裏側

 第1夜(5月4日)「心はホノルル、彼にはピーナツバター」 には満島真之介と前田亜季、第2夜(5月5日)「さよならMyWay!!!」には小日向文世と竹下景子、第3夜(5月8日)「転・コウ・生」 には柴咲コウ、ムロツヨシ、高橋一生が出演する。第2夜は『70才、初めて産みましたセブンティウイザン。』(NHK総合)チーム、第3夜は『直虎』チームが再び集まった形だが、第1夜の満島と前田はこれまで対面したことはなく、本作が初めての共演だったという。

第1夜 「心はホノルル、彼にはピーナツバター」

「満島さんと前田さんは、『結婚式が中止になった婚約中のカップル』という設定を演じきれる俳優ということで、演出部がかつて一緒に仕事をさせていただいた繋がりからオファーしました。コロナ収束後に直接会うことを楽しみにされていましたね。今回は衣装・ヘアメイクにはじまり、カメラアングルの調整、録画とすべて俳優自身が行っています。撮影をしながら提案も常にしてくれて、俳優部以上の仕事をしてくれました。撮影後は『ヘトヘトになった』と皆さん話していましたが、本当に俳優部には助けてもらいました。前例があるものではなく、初めての挑戦であり、やってみるまで分からない企画にみんなが飛び込んでくれた。俳優の貢献度が120%の企画です。この恩はいつかしっかり返したいと思っています」

 最後に、本作に込めた想いを岡本氏は次のように語る。

「不安な気持ちになるときに、少しでもいろんなことを忘れて笑ったりすることが必要だと思っています。私自身の人生を振り返っても、そうやって多くの物語に支えられてきました。視聴者の皆さんにとっても、本作が少しでも心が温かくなるものになればと願っております」

 豪華俳優陣が集結し、超短期間で製作された本作。岡本氏によると、これからの状況次第ではあるが、ノウハウをため、今後もテレワークドラマの製作を行う可能性はあるという。コロナ禍の状況下の今だからこそ生まれる新しい表現、そしてエンタメの力を、本作を通して感じてみてはいかがだろうか。

■放送情報
『今だから、新作ドラマ作ってみました』
NHK総合にて放送
●第1夜 「心はホノルル、彼にはピーナツバター」
5月4日(月)23:40〜24:10
作:矢島弘一
出演:満島真之介、前田亜季

●第2夜 「さよならMyWay!!!」
5月5日(火)23:15〜23:45
作:池谷雅夫
出演:日向文世、竹下景子

●第3夜 「転・コウ・生」
5月8日(金)23:40〜24:10
作:森下佳子
音楽:宮崎誠
出演:柴咲コウ、ムロツヨシ、高橋一生
写真提供=NHK

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