中村倫也演じるそれぞれの曜日の日常の1コマが 『水曜日が消えた』須田景凪の主題歌入り予告公開

『水曜日が消えた』須田景凪主題歌入り予告

 5月15日公開の中村倫也主演映画『水曜日が消えた』の主題歌が須田景凪の「Alba」に決定し、主題歌を使用した予告編が公開された。

 本作は、気鋭の映像クリエイター100人を選出するプロジェクト「映像作家100人2019」に選ばれるなど注目を集める吉野耕平の完全オリジナル脚本となる長編映画デビュー作。数々のCMやMVを手がけ、映画『君の名は。』にはCGクリエイターとして参加した吉野が、監督・脚本・VFXを自ら担当した。

 幼い頃の交通事故をきっかけに、ひとつの身体の中で曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”。各曜日の名前で呼び合う彼らの中でも、“火曜日”は一番地味で退屈な存在。今日も“火曜日”はいつも通り単調な1日を終えると、また1週間後に備えて、ベッドに入る。それは突然やってきた。“火曜日”が朝目を覚ますと、周囲の様子がいつもと違うことに気付く。見慣れないTV番組、初めて聞く緑道の音楽……。そう、“水曜日”が消えたのだ。水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。残された“火曜日”はどうなってしまうのか。

映画『水曜日が消えた』主題歌入り予告

 現在放送中のドラマ『アライブ がん専門医のカルテ』(フジテレビ系)でも主題歌を担当している須田景凪。本作の主題歌「Alba」を製作するにあたり「“百人百様の日々を肯定する楽曲にしたい”というテーマが自分の中にあり、ひとつずつ言葉を選んでいきました」とコメントしている。

 公開された予告編では、主人公の“火曜日”が初めて水曜日の朝を迎える様子が映し出されている。「2日あると世界が違う」と話すように、いつもは休館している図書館を楽しみ、その図書館で瑞野(深川麻衣)と出会う様子や、「火曜日だよな、そっち。」と携帯画面越しに、“火曜日”ではない僕に問いかけられると、主人公に降りかかる謎を予感させるような場面が、アップテンポなメロディーにのせて続々と映し出される。元同級生の一ノ瀬(石橋菜津美)や新木(中島歩)、安藤(きたろう)、高橋(休日課長)ら“7人の僕”を取り巻く人物が登場する中、「水曜も木曜も大事な人がいて、僕のせいでお別れもできなかった。だから返してあげなくちゃダメなんだ」と切実な声で訴えかける火曜日、それぞれの曜日の日常の1コマも登場する。

須田景凪 コメント

今回、映画『水曜日が消えた』の主題歌を担当させて頂きました。この映画を初めて見た時、大きな衝撃を受けました。中村倫也さんが演じる、曜日ごとに性格が異なる主人公。彼の中ではごく当たり前な日常が、感傷的に、細部まで美しく描かれています。僕らも自然に暮らしをしていく中で、行動や話し相手によってキャラクターが自然にスイッチする瞬間があると思います。そのどれもが自分自身であるという事を改めて考えさせられました。「Alba」を制作する上で、“百人百様の日々を肯定する楽曲にしたい”というテーマが自分の中にあり、ひとつずつ言葉を選んでいきました。また、映画でしか聴けないアレンジも組み込みました。是非、劇場で映画と共に楽しんで頂けたら嬉しいです。

■公開情報
『水曜日が消えた』
5月15日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:中村倫也、石橋菜津美、中島歩、休日課長、深川麻衣、きたろう
監督・脚本・VFX:吉野耕平
音楽:林祐介
主題歌:須田景凪「Alba」(unBORDE / Warner Music Japan)
製作幹事:日本テレビ 日活
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
配給:日活
(c)2020『水曜日が消えた』製作委員会
公式サイト:wednesday_movie.jp

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「映画情報」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる