63歳の頑固な専業主婦に訪れた青天の霹靂 『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』5月公開

 本国スウェーデンでNo.1ヒットを記録した映画『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』が5月29日より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと特報映像が公開された。

 

本作は、『幸せなひとりぼっち』の原作者フレドリック・バックマンによる小説『ブリット=マリーはここにいた』(訳:坂本あおい/早川書房刊)を映画化したもの。スウェーデンに住む専業主婦ブリット=マリーは、結婚して40年、仕事で多忙な夫のために毎日食事を作り、家の中を綺麗に整えておくことが自分の役割だと信じて疑わなかった。しかしある日、彼女に人生の転機が訪れる。夫が出張先で倒れたという知らせを受け病院へ駆けつけると、付き添いには夫の長年の愛人が……。

 これまでの生活を変えようと、スーツケースひとつで家を出るブリット=マリーだが、ほとんど働いた経験もない63歳にまともな職はなく、ようやくありついたのは、都会から離れた小さな町・ボリのユースセンターの管理人兼、地域の子供たちの弱小サッカーチームのコーチという仕事だった。持ち前の家事能力で荒れ放題だったセンターを綺麗にしたものの、子供もおらずサッカーも知らない彼女はボリのやんちゃ盛りなチーム員たちにナメられっぱなし。それでもユニークな周囲の人々に助けられ、ブリット=マリーは少しずつ新天地になじんでいく。

 公開されたポスターでは、黄色いコートに身を包むブリット=マリーがスーツケースを片手に佇む姿が切り取られている。

映画『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』特報映像

 特報映像では、夫の不義をきっかけに結婚指輪を置いて旅立つブリット=マリーの姿が映し出されている。

■公開情報
『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』
5月29日(金)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開
監督:ツヴァ・ノヴォトニー
出演:ペルニラ・アウグスト、ペーター・ハーバーほか
原作:フレドリック・バックマン『ブリット=マリーはここにいた』(訳:坂本あおい/早川書房刊)
配給:松竹
後援:スウェーデン大使館
原題:Britt-Marie var har/2019/スウェーデン/カラー/97分/字幕翻訳:中沢志乃/字幕監修:オスターグレン晴子
(c)AB Svensk Filmindustri, All rights reserved
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/bm

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