『監察医 朝顔』5年間の月日を感じさせる巧みな生活描写 第2章は杉本哲太が波乱を巻き起こす?
上野樹里が主演を務める月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)が、8月19日放送の第6話にて第2章の幕を開けた。
5年の月日が流れ、朝顔(上野樹里)は母となり、一人前の法医となっていた。恒例の朝の風景は、朝顔と桑原(風間俊介)、そして娘のつぐみ(加藤柚凪)とで川の字になって眠る風景からスタート。桑原が一人早く起床し、朝食を作り、朝顔とつぐみ、後から平(時任三郎)が起きてくる。朝顔と平、2人の朝と比べると随分賑やかに様変わりした。平は「じいじ」と呼ばれ、すっかりつぐみに気に入られている。保育園に行くのも平と一緒のおじいちゃん子だ。表札も「万木」「桑原」と2つが掲げられている。
朝顔が勤める法医学教室にも、アルバイトで法医助手を務める医学部生・熊田祥太(田川隼嗣)が仲間入りに。新人だった光子(志田未来)がすっかり先輩風を吹かせ、祥太に厳しくしているのは相変わらずだ。平と桑原の野毛山署には、新しく検視官・丸屋大作(杉本哲太)が着任した。とても優秀ではあるが、話し方に棘のある人物。頑固な性格は初対面の朝顔に言い放った「触るな!」の一言で説明がつく。自由奔放な茶子(山口智子)とは、相性が悪いのか、軽くいなされる姿が面白い。
丸屋の存在は、事件を解決に導く強固な土台となっていく。「丸屋さんの言ったとおり、窒息死を殺人と決め付けてはいけませんでした」。朝顔はそう丸屋に告げると、茶子の新しく開発したというスープも決め付けずに挑戦していく。先頭を切った朝顔に釣られ、法医学教室の面々も美味しいと茶子のスープを召し上がる。しかし、その材料は、親子のカエ……とオタ……となかなかのゲテモノ料理の匂いがするスープ。本当に決め付けてはいけないのかはさておき、丸屋の登場が法医学教室にも波乱を巻き起こす予感がしてくる。