「週末映画館でこれ観よう!」今週の編集部オススメ映画は『ライオン・キング』

 たとえば『アラジン』は、現代的なプリンセス像として、ジャスミンが自らの目指すものや能力を抑圧され、ジャファーと対立する描写があり、彼女が歌う「Speechless」もまさにそういった楽曲でした。その観点からすると、本作『ライオン・キング』は、3DCGならではの動物の毛並みや壮大な自然を再現しながらも、物語としては、原作に忠実に作り込んだ作品のように思いました。「自然界の命は大きな輪で繫がっている」や「個々の尊重と連帯」というテーマは楽曲からも伝わってきて、普遍的なメッセージとして響きます。そして、本作の人気キャラクターであるティモンとプンバァを演じるのは、ビリー・エイチュナーとセス・ローゲン。2匹のサバンナのはぐれ者たちが、いい味を出しておりまして、この夏は「ハクナ・マタタ」を聴いて、できるだけ陽気に過ごしたいです。

 さて、先の話ではありますが、米メディアでは、ビヨンセの歌う「スピリット」は、2020年の第92回アカデミー賞歌曲賞のノミネートが濃厚だと報じられています。一方、今後は映画版ミュージカル『キャッツ』の公開も控えております。こちらはテイラー・スウィフトと、ジェニファー・ハドソンも出演しており、注目度大。ビヨンセとジェニファー・ハドソンといえば『ドリームガールズ』の2人ということも胸熱ですし、去年のレディー・ガガに続き、オスカーをめぐるアメリカのディーヴァ対決に、期待が膨らみます。

■公開情報
『ライオン・キング』
全国公開中
監督:ジョン・ファヴロー
声の出演:ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ
日本語吹替版:賀来賢人、門山葉子
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(c)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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