向井理に集まる「理想の上司」の声 『わたし、定時で帰ります。』回を重ねるごとに好感度が加速

 吉高由里子主演のお仕事ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)で、向井理が演じる種田晃太郎の“理想の上司ぶり”が止まらない。

 ヘッドハンティングによって、ウェブ制作会社「ネットヒーローズ」に転職。春から本社勤務となり、元婚約者である主人公・東山結衣(吉高)のいる制作4部の副部長となった種田。ドラマ放送開始時には“ワーカホリック”という事前情報から、自分の意見を押しつける嫌な上司なのかと思っていたが、ところがどっこい。回を追うごとに、ホワイト上司ぶりがグングン加速しているのだ。

 自分の新人時代を例に上げて部下に仕事を強要したことで、しっぺ返しをくらってしまった三谷(シシド・カフカ)がフィーチャーされた第1話。三谷は柄にもなく仕事を投げ出し帰宅してしまうのだが、種田は引き継いだ作業をこなしながら「三谷さんは何も間違ってない。口下手だから、あんな言い方になるんだろうけど」「三谷さんが何を大事に思って仕事しているのか、よくわかる」と、サラリと部下思いの発言をしてみせる。

 続く第2話では、クライアントとトラブルになってしまった賤ヶ岳八重(内田有紀)に対して、落ち着いた口調でミスの原因を指摘。自身も率先して作業に加わり、「明日、クライアントに方向性だけでも確認しましょう」と優しくフォローするのだった。

 また“後味ゴム事件”が勃発した第3話では、騒動後に事の発端となった部下・来栖(泉澤祐希)に対し、「今のお前は社会人としての信用ゼロだからな。これからどうすべきか、ちゃんと自分で考えろよ」と、真っ向からアドバイス。同話のラストには「来栖、やれるか?」と目を見て問い、「辞めます」が口グセだった来栖から「がんばります」という前向きな言葉を引き出した。

 ほかにも、スポーツブランドを担当する結衣を「女子がひとり足りなくて」とさりげなくフットサルに誘ったり、部下にセクハラをするクライアントに対しては、わざと先方の怒りを買って契約解除に持って行くスマートさ。ここまで来れば、世間はもう種田さんの虜なのだが、さらなる決定打となったのが第6話だ。

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